米ハフィントンポストの衝撃

ハフィントンポスト(以下ハフポ)の日本語版開設までのレポートを描いた書籍の読書メモです。

昨今のソーシャルメディアの普及もあり、CSRにおける説明責任(CSRコミュニケーション)がトレンドとなりつつあります。

コミュニケーションとはそもそも何か、ウェブ・メディア(CSR関連のコンテンツなども含む)とはどうあるべきかを学べます。具体的なノウハウというより、ウェブのコーポレート・コミュニケーション構築に通じる話だと思いました。

もちろん、ジャーナリズムとは何かという話も出てきます。このジャーナリズムにおける中立性、社会性という視点は、コーポレート・コミュニケーションや、CSRコミュニケーション構築にも参考になる視点だと思ってます。

ハフィントンポスト

本書を読めば、いかにハフポがすごいかわかります。

ハフポは2005年の創刊。日本でもブログメディアがめちゃめちゃ盛り上がってきた年ですね。テクノロジーの進化もそうですが、紙ではなく、ウェブメディアという所もポイントだったのでしょうね。

このジャーナリズム的視点って、日本のCSRコミュニケーションには皆無ですよね。自分たちの宣伝ばかりで、情報の公益性とかの視点が緩いかと。そういう視点は、ウェブのニュースメディアなどから学ぶ所があると思ってます。

で、前置き(笑)が長くなりましたが、ハフポ( ハフィントンポスト|安藤光展 )へ寄稿することになりました。

日本では“新興ニュースメディア”ではありますが、海外では実績があるビック・メディアです。そこで記事を寄稿させていただけるのは、僕にとってチャンス以外の何物でもありません。

書く内容は「時事ネタ × CSR」の話です。僕の場合、当メディアはCSRに特化した内容ですので、いわゆる転載型ブログメディアには寄稿できないんです。ニッチすぎて。

だからこそ、「CSRの本質を読者と一緒に突き詰めていきたい」と考えている僕としては、ハフポというアカウントが重要なんです。CSRに対して興味がない、一般ビジネスパーソンにどうやってCSRを理解してもらうかを考え実践していくことは、とても勉強にもなります。

何事もなければ、週一本程度は寄稿していきますので、当メディアともども、ハフポの僕の記事も読んでいただけると幸いです。ハフポはコメントが重要なので、ぜひ、あなたの意見も聞かせて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今日は、コミュニケーションの話ではなく、僕のハフポ寄稿のお知らせみたいになってしまいましたね(笑)

ニュースメディアのあり方や“これからのウェブ・メディア”を考察するのは、とても良い書籍だと思いますので、興味がある方はぜひ購入してみて下さい。ジャーナリズムに興味がある方も、ぜひどうぞ。

もちろん、社会派の記事も多く、CSRという単語こそ出てこないものの、社会情勢に対する企業のあり方を知るにはよいメディアだと思ってます。

ウェブにジャーナリズムは存在できるのか。僕は、その答えの一つが、ハフポ日本語版ではないかと見ています。5年後、ニュース系ウェブメディアとは何かを振り返った時に、盛り上がる、盛り上がらないどちらにしても、ハフポがターニング・ポイントになることは間違いと確信しています。