Facebookの自殺防止プロジェクト
僕も運営に関わっているメディア「テントセンMagazine」で、
気になる記事を読んだので、そのまとめを。
FacebookがNPO団体「Save.org」とタッグを組み、自殺防止プロジェクトを開始!
また、Googleが検索エンジンに「自殺」や関連するワードが検索された際に、
全米自殺防止ライフラインの電話番号を表示するように設計されているなど、
興味深い取り組みは行われていたそうです。
Facebook、Googleともに共通するのは、寄付が多額とかではなく、
「リソース(データ)を社会的課題解決に活かす」という点ですね。
本業でのCSRの2つのポイント
1、データの活用
「本業領域でのCSR・社会貢献」というのが、
CSRのキャッチコピーになりつつある昨今。
実際、そうすべきなんだろうけど、
正論が必ずしも現場の正解であるとは限りません。
では、どうしたらいいか。
そのヒントとなるのが、今回のFacebookの取組みだと思うのです。
データを社会的課題解決に活かす、という方法。
これはウェブサービスを運営している企業には、
本業でのCSRと呼べるものでしょう。
寄付より、よほど具体的な社会的課題解決の方法になり得ます。
参考記事にもあるとおり、例えば、Twitterの投稿分析から、
自殺者特有のツイートを見つけることが出来たら、
自殺を止めることができるかもしれません。
日本の全婚活サービスのデータがあれば、
国や自治体の若者への制度アプローチをより効果的に実施でき、
少子化を軽減できるかもしれません。多分。
とかとか。
ちなみに、FacebookのCSRな使い方はコチラ↓
参考:[2012年版]企業のCSR関連Facebookページ6事例+2つの方向性まとめ
2、NPOとのコラボレーション
そして、今回の例でいくと、もう一つ注目すべき点があります。
企業とNPOのコラボレーションです。
そんなの普通やん!とか言わないで下さいね。
こんなにキレイにコラボレーションが決まっている例って少ないと思うんです。
データを持つFacebookと、ノウハウを持つSava.org。
とても理想的なコラボレーションじゃないですか。
国や自治体、個人はSave.orgに助成金・寄付は出せても、
Facebookのデータのようなリソースは提供できません。
まさにこの組み合わせでしか、なし得ないプロジェクトですよね。
日本だったら、空と土プロジェクトは理想に近いかもね。
三菱地所とNPOえがおつなげてのコラボレーションです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本ではないでしょうが、プライバシーの問題とかも出てきそうですね。
リスクはゼロではないでしょうが、
それなりの価値はこのプロジェクトにあると思います。
テトリスでいう、4段一気消しみたいに、
「ここしかない!」組み合わせって絶対あります。
(例えがビミョーですみません)
企業はそんなNPOに出会うことが、存在している間にできるかわかりません。
でも実例があるのであれば、できないことはないはずです。
あなたの会社はどうでしょうか。
本業領域だからといってCSRで、
寄付だけしかしてないなんてことないですよね?
正直、それって、御社でなくてもできますよね?
御社の存在意義って何ですか?誰に必要とされてるんですか?
CSR活動・CSR経営を通じて、
社会のニーズにガッチリ応えて、必要とされる会社になりましょーよ。