広告のシフト
あなたの会社のCSRコンテンツは、広げる価値のあるものですか?
今回は、久しぶりに「ズキュン」ときた記事から、
広告の価値についての、胸に突き刺さるような名言をご紹介します。
CSRコミュニケーションのテクニック的な考察を、
当ブログでよくしてますが、
もうちょっと、CSR広告の本質的な部分の話しです。
広告はシフトできるのか?
漢文で、「レ点」というのがあるんだけど、僕は「広告」にレ点を打ちたい。「広く告げる」から、「告げて、広げる」。伝える価値あるものが広がる、ということになっていかないといけない。それを仕組み的にもつくるべきだと考えている。
広告屋が、ふるまいを変えることで、広告を価値のあるもの、続くものにできるし、夢のあるものにできると僕は思っている。大事なのは、「やる」っていうこと。俺たち変わろうぜ、って言ったって信じられない。アクションからしか何も生まれない。俺も「やる」。
(石川淳哉さんに聞く(後編)「ラブとパワー。」より)
この台詞を見た時、ズキュンってしました。
僕がツイートしたら、
「20お気に入り」くらいいきました。
(僕に取っては、滅多にないことです!)
『漢文で、「レ点」というのがあるんだけど、僕は「広告」にレ点を打ちたい。「広く告げる」から、「告げて、広げる」。伝える価値あるものが広がる、ということになっていかないといけない。それを仕組み的にもつくるべきだと考えている。』 ow.ly/hfe86
— 安藤光展さん (@Mitsunobu3) 2013年1月30日
やっぱり、いいものはいい。
まさに、「告げて、広げる」の瞬間でした。
社会をシフトさせる
「社会を変えようよ!」って人はすごくたくさんいる。
でも誰も本心から信じたりはしない。
実際「社会を変える」アクションをしているヤツをみんな信じる。
キレイごとを言うヤツがCoolなんじゃない、
キレイごとを実行するヤツがCoolなんだって、ね。
CSR活動を、
マス広告的な「広く告げる」からスタートしている人はうまくいかない。
まさに、価値ある行動を“今している”から、
「告げて、広げる」のかなぁ、と。
それを顕著に可視化するのがソーシャルメディアだったりするんだけどね。
世界を変えることはできないが、
自分の理想とする社会へ移行することはできる。
ワールドシフトの考え方です。
生活を一変させることはできないが、
消費行動などで、自分のまわりのエコシステムを移行できる。
スペンドシフトの考え方です。
自分だけの幸せを追うのではなく、
人の幸せも追う、つまり、自分の存在意義を追い求める。
バリューシフトの考え方です。
シフトすること。
これが「告げて、広げる」のスタートラインですよね。
CSRコンテンツ自体に価値がないといけないって前提ですけど。
参照:僕らはシフトはできる!「スペンドシフト、ワールドシフト、バリューシフト」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
CSRコミュニケーションっていうと堅苦しいデザインが多いです。
でも実際、大なり小なり、心がシフトする瞬間って、
トンマナ(雰囲気)は関係なかったりしますよね。
CSRコミュニケーションは「広く告げる」でやるから、
偽善だとか売名だとか言われるのかもしれません。
もちろん、その道筋をデザインして促すのは重要ですけど、
価値あるものは自然と広がるのです。
「告げて、広げる」。
そんな価値を創るCSRコミュニケーションでありたいものです。
あなたの会社のCSRコミュニケーションは、
告げて、広がるほど、価値のあるものでしょうか?
一度見つめ直すのもよいかもしれませんね。