仏教とCSR。

タイのCSRは、仏教的倫理観が強いと言われている。

でもこれは、タイに限ったことではなく、
インド、欧米、中国でも、主たる宗教による文化が、
企業経営にも深く関与しているのは明らかである。

「自利利他」は、“本気になって人のために尽くす。
それが本当の自分の利益である”とされますが、
まさに、日本流のCSRのベースになる部分かと。

仏教から来ている情緒的な無常観は、
CSRに深く関係する気がするのです。

また、
石田梅岩も「実の商人は、先も立、我も立つことを思うなり」とし、
日本的CSRの原点とも言われているが彼も仏教が根底にある。

宗教の話しはビジネスではタブーといえ、
これだけ深く関わっているのであれば、
文化としての「仏教とCSR」の話しが出て来ていいと思う。

ちなみに、仏教が宗教としてどうこうというよりは、
それらの宗教により形成された“文化”が企業経営に、
大きく影響しているという話しです。

日本だから仏教しかだめとか、
宗教の善し悪しを言うつもりはありません。

仏教がCSR?

が、しかしである。

なかなかCSR関係者の間でも、
この「宗教とCSRの関係」の話しは出てこない。

タブーを恐れて口にしないのか、
そもそも日本文化における倫理観を知らないだけなのか。
これは、CSR広告においても同じ。

クリエイター側(広告会社)が、
知らないだけなのか、触れないようにしているのか。
もう文化として存在してしまっているので、
それらを今更無視することはできないと思ってます。

とは言いつつも、
今後も、仏教的倫理観とCSRの話しはほとんど出ない、
ということになるのでしょうかね。
注目しているポイントであります。

ちなみに、僕自身はどうこうというのはないですが、
父方の実家はお寺さんです。
だから、人一倍関心が高いというのもあるかもしれませんけど。

参照:CSRの理念はここから始まった?理念の礎を作る「超訳・般若心経」