カンヌ国際広告祭

今年のカンヌ国際広告祭について考えてみました。

ご存知の方も多いと思いますが、
カンヌ国際広告祭は、世界最大級の広告祭です。

世界中の広告関係者が一堂に会する、カンヌ国際広告祭では、
毎年このフェスティバルに参加する広告会社や制作会社、
広告主、クリエイターらの数は8千から1万人にも上ります。

カンヌ国際広告祭 日本語オフィシャルサイト

Social Goodなキャンペーン

今回のイベントでは開催前にYouTubeと連動した
「GOOD WORK」というSocial Goodなキャンペーンを行っているようです。

「あなたのクリエイティビティをイイことに使おう!」
としたキャンペーンでは、登録されている500団体のNPOの中から1団体を選び、
動画を制作します。

優秀賞として選出された製作者は
カンヌ国際広告祭への旅のチケットを獲得し、動画も会場で上映されます。

日頃から、ソーシャル・コミュニケーションのムーブメントを!
と活動している僕ですが、昨年あたりから、
こういったクリエイティブのパワーが、
Non-Profitsチーム(NPO/NGOなど)に伝わり始めていると感じています。

ただし、カンヌでは
「チャリティーや公共サービスに関する広告は、
グランプリを取ることが出来ない」という暗黙ルールがあるようで、
グランプリ作品には出てこないのも事実ですけどね。

しかしながら(だからなのか)、こういった、
Social Goodなキャンペーンを別に設け、
クリエイティブのパワーで社会を良くしようと、
色々な人が動いているのでしょう。

世界最大のインパクト

とてもすばらしい。世界最大のインパクトが、
毎年すこしずつですが、世界に波及していると思われます。
結論、何が言いたいかというと、
“流れはきている”ということ。

世界でも日本でも社会問題がなくなる日は来ない。
でも少しでも進行を遅らせたり、
問題の一部を解決したりすることができれば、
世の中もっとハッピーになると思います。

ステキなメッセージ(クリエイティブ)に想いをのせた、
ラブ&ピースレターが、多くの人の心に届く日も近いのかもしれません。

「カンヌ国際広告祭のSocial Goodキャンペーン“GOOD WORK”[動画]|little_shotaro’s blog」

参考:善意のいたずらでハッピーになれる?コカコーラのCSR系ムービー「Crazy for Good」