中小企業のCSR活動

先日、某CSR系のビジネス誌の取材を受けて、
「中小企業のCSR」について思う所があったのでまとめました。

僕はフリーランスだし、
コ・ファウンダーとして関わるデザイン会社は、
社員数名の企業です。

自戒も込めて、中小企業の経営者である、
あなたに読んでいただきたい記事になったと思います。

CSR活動する前に実行すべき3つのコト

1、問いを立てる

正しい問いは、CSR活動を正しい方向に導いてくれる。

ここでいう“問い”とは、
「我が社は、誰に、何を提供し、どのような社会創りに貢献するのか」
といった類いのものです。
ミッション・ビジョン・バリューの設定ですね。

予算も時間もなく、
CSR活動は1人じゃできないしなぁ、と思ったあなた。
間違ってます。

CSR活動は別に、新しい事を始めれば良いというわけではありません。
企業を経営するにあたり、何を目指していたのか。

正しい問いを創ることから、CSR活動は始まります。
これは、社員1人の企業でもできることですよね。

そもそも、
オーナー社長(ファウンダー)が、自社の存在意義や、
ミッションを語れず、何をしたいのか他者に伝えられない、
そんな状況にあってはならないのですけど…。

参照:今年こそ見直そう!CSRとしての「ミッション・ビジョン・バリュー」というブランドについて

2、仲間を増やす

CSR活動は1人でするものではないです。

NPO、自治体、地域住民、パートナー企業など、
必ず関わり合うと思います。

予算も時間もないんだったら、
まずはミッションに共感してくれる仲間を増やし、
一緒に活動していけばいいじゃないですか。

1年に1〜2回くらいは、勉強会やセミナーに参加しましょう。
気の合う仲間にきっと出会えます。

少しずつでいいんです。
まずは、経営者仲間に想いを語り、
仲間を増やしてはいかがでしょうか。

これは、社員1人の企業でもできることですよね。

3、メンター

メンターの存在は非常に大きいです。

「仲間を増やす」の一つの項目かもしれませんが、
お金を払って雇うCSRコンサルタントとはまた違います。

社長1人の企業の問題点は、「思考の広がり」がないこと。
自分が正しいと思ったら、それが全てになってしまいます。

独りよがりなCSR活動を避ける為にも、
信頼できるメンターを見つけ、
自分の背中を見てもらいましょう。

これは、社員1人の企業でもできることですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

いわゆる中小企業は、
企業の9割、労働人口の7割を占めるとも言われています。
まぁ、“ほとんど”ってやつですね。

社長1人しかいない企業であってもCSR活動はできます。
時間もお金もかけなくてもできることはあります。

あなたは、該当する経営者だったら、
できない理由を挙げるより、できる方法を探すべきです。
言い訳ばかり言っていても誰も助けてはくれませんから。

CSR活動を始める前から、CSR活動への道は始まっています。

参照:中小企業経営者のための社会的責任(CSR)対応チェックシート|東京商工会議所