世界のCSR / CSVの先進事例

アメリカの経済誌フォーブスのWeb版に以下の記事があったので、
僕なりにまとめてみました。

今年、世界(アメリカ)では色々な先進事例がありました。
ハリケーン「サンディ」の後の様々なサポートもありました。

2012年、チャリティーやCSRなどいろいろありました。
抜粋ですが、さっそくご紹介!

個別の詳細は原文を参考にどうぞ。
The Most Dynamic Social Innovation Initiatives of 2012

Social Innovation Highlights

10×10 & Intel

「10×10」は、途上国の少女の教育をサポートするプロジェクト。
インテルが資金援助をし、活動を支援しているとのこと。

メッセージ、ストーリテリング、そしてそれらの相乗効果は、
非常に革新的なものでした。

“Educating girls in developing nations will change the world.”
途上国の女の子を教育することは、世界を変えるだろう。
このメッセージにはズーンとくるものがありますね。

10×10

傑出したCSRレポート2011:Nike

ナイキのは“just do it.”をし続けた、最高・最強のCSRレポートだった。

堅い言葉だけでなく、ステークホルダーも使う言葉を使用したり、
技術革新などを含めて、サスティナビリティにまさに忠実なものだった、と。

ナイキのこのCSRレポートは、今後のCSRレポートのお手本になるとも。
ベタ褒めですね。次点として、コカコーラとシスコが挙げられていました。

Nike Challenges Customers to Design Their Own Virtual Green Athletic Wear

CSRのゲームチェンジャー:Jochen Zeitz, Puma

ヨッヘン·ザイツ(プーマ会長)は、
初めての製品レベルに環境利益と損失(EP&L)のプロセスを落とし込みました。

そうすることで、彼らが行う環境被害に対する値札を置くことによって、
よりサスティナビリティであるのは、どんな製品を消費者に証明するのに役立たせました。

つまりね、パタゴニアのB-Corpみたいに、
「世界初」をやってのけ、他企業がそれを追うのですよ。

ゲームチェンジャー。
日本企業が負けているのは、CSR活動の質ではなく、
こういった「ルールを作る(変える)こと」だと言われてます。

社会は常に変化している。では変化の根本原因は何か。
ゲームチェンジですよね。とても興味深い事例だと思います。

社会変革に注目したホットなメディア:FastCoExist & Guardian Sustainability

社会的起業家、エネルギー、テクノロジー、食品、環境、交通などの、
“アイデアで世界を変える”ニュースを共有するための、
魅力的で美しくデザインされたプラットフォーム。

ガーディアンがいよいよアメリカに上陸するらしいです。
日本のgreenzみたいな感じですよね。

メディアの色々な情報にふれるだけワクワクする、あの感じ。
いいですよね〜。僕も読んでます。

日本では第二のgreenzがそろそろ出てきて欲しいなぁ。
その候補の一つが、僕も運営に関わる「テントセンMagazine」なのかな。

新しい形のNPO:Girls Who Code

女性にコンピューター・サイエンスプログラムを提供するプログラム。

コード(プログラミング)を教え、技術分野に弱いとされる女性を支援し、
ジェンダーギャップをなくそうというのが狙い。

Webもポップですよねぇ。
理系っぽいくないグラフィック・デザインは僕も好きです。

Girls Who Code

最もユニークな社会貢献プログラム:#GivingTuesday

超ざっくりいうと、「11月27日に寄付しようぜ!」みたいなキャンペーン。
詳しくはプロモーションムービーで。ありそうでなかったものですよね。

注目すべきはその規模。前例のないほどの企業・団体が加わったとか。

#GivingTuesday

最も輝かしい会議:Social Good Summit

これは、社会貢献業界(?)で最も有名なカンファレンスの一つ。

新しい、メディア、アイディア、プロジェクトなど、
まさに「世界を変える」ためのお祭りみたいなもん。
来年は日本のMeetupに絶対参加してやる!

今年は日本でもMeetupがあったりしました。
で、カンファレンスに日本の様子が伝えられたとか…。
日本も捨てたもんじゃないね!

Social Good Summit
参照:社会貢献はビジネスなのか?社会貢献が“儲かる”のか考えてみた

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他にも色々な取組みの紹介がありました。

僕なりの解釈なので、かなりざっくりした翻訳となってます。
個別の詳細は原文を参考にどうぞ。

僕は、「Social Good Summit」と、
「#GivingTuesday」だけしか知りませんでした。

日本でも、同様の事例を探せばあると思います。

でもゲームチェンジと称される類いのCSR活動は皆無ですし、
全世界で注目されるようなアクションもほとんどないと思います。

メディアに日本語で発信している時点で、
世界との接触を拒んでいるとも言えるかもしれませんが…。

内容とはまったく関係ありませんが、
こういうハイライトのまとめ方いいですよねぇ。
僕もこういうまとめを来年はしてみようかな。

というわけで、本年最後の記事でした。
最後に世界のCSRを振り返りながら、一旦お別れです。

来年1本目の記事は1月2日からです。
予約投稿なので(笑)1月の1週目はお休みいただきまーす。

それでは、良いお年を〜。

The Most Dynamic Social Innovation Initiatives of 2012