ISO26000

さて、今日の話しは、昨日、正式発行となりました、「ISO26000」の話しについて。

いやー、僕のブログでもちょいちょい話題に取り上げていましたが、ついに正式発行です。

まだ日本語版が出ていませんし、英語版も購入(?)しなければ情報を手に入れられないようです。無料じゃないって、広げる気ゼロとしか思えませんが…。詳しい方によれば、早ければ、今月中に日本語翻訳バージョンが発表されとのこと。

それも有料だったら笑えますが…。今日、僕が言いたいのは、ISO26000について、NPO業界の反応が薄いなということ。CSRと密接に関わるはずのNPOでさえ、まだまだ情報を求めていない様子。これで、CSRを語っている人がいるのが驚き。世の中の「CSR」の浸透度が垣間見える感じです。もちろん、マスメディアは取り上げません!海外の様子のすべてはわかりませんが、アメリカなんかは、発行に反対しただけに、懐疑的ということなのでしょうか。

ISO26000の先

アメリカは先日行われた、COP10(生物多様性条約第10回締約国会議)で、映画俳優のハリソンフォードに「アメリカは環境にもっと関心を」と言われてましたね。

ちなみに、日本を含むPメンバーの9割を超す賛成を得て、FDIS(最終国際規格案)は承認されたのであります。先の5月のコペンハーゲン総会で、中東イスラム諸国の懸案事項の解消が図られたこともあり、途中では18ヶ国あった反対票の数は大幅に減少。

FDIS反対国は、キューバ、インド、ルクセンブルク、トルコ、米国。あと、日本は賛成してます。日本に拠点を置く、団体(企業)は無視できませんよ。だって日本代表がサインしちゃったもん。「ウチの会社は関係ない」とはいきません。良くも悪くも。所詮、まだ発行されただけです。普及・浸透にはまだ時間がかかります。これからの世間の動きに注目です。