日常のモノを少し変えたクリエイティブ

日常のモノの角度・形・性質を少し変えたクリエイティブ。
それが、とてもインパクトがあるものだったりします。

ユニセフの啓蒙広告は、とてもクリエイティブで、
色々な広告系メディアでいつも取り上げられてます。

今回のクリエイティブはスイスのユニセフのものです。

視点が鋭いユニセフの社会派広告「World Food Day」

何がすごいか。僕は”日常”というのが一つあるのだと思ってます。

もっとクリエイターよりの人がどういう感想を言うかわかりませんけど、
日常の慣れきった日用品が時に鋭く、訴えかけてくる。

なんていうか、ドラムでいう、サビ前のフィルインだったり、
その前までの流れに緊張感を与え、そして、サビでドーンみたいな。
例えがわかる人にしかわからないと思いますが…。

DCブランドの非日常的でラグジュアリーな広告もインパクトありますが、
NGOのクリエイティブで、日常を色んな角度で切り取り、
共感を訴えていくのがうまいですよね。

人に行動してもらうには、共感というか、
「自分だったら…」がイメージさせなければなりません。

そうなると、「日常に非日常の緊張感を持ち込む」クリエイティブが、
社会派広告には有効なのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

正直、最初このクリエイティブを見ても、
何とも思わなかったんですよ。

でも、あとからジワジワくるというか、
パスタをフォークで食べるとき思い出しちゃいました。

日常というか、リアルというか、
こういう切り口でのクリエイティブは、
日本企業のCSRにおけるクリエイティブにも導入してもらいたいです。

参照:Unicef Switzerland: World Food Day