サステナビリティサイト調査
我々には夏になると思い出すタスクがあります。それが「サステナビリティサイト・アワード調査」です。今は「サステナビリティサイト・アワード2024」(2024年1月発表予定)の調査準備をしています。
>>ESGウェブコンテンツ格付け「サステナビリティサイト・アワード2023」を発表
サステナビリティサイト・アワードとは、上場企業のサイトでの情報開示の実態調査を目的として、2017年に日本で初めての総合調査および格付けとして発表してから毎年行っており、2023年1月発表分で7回目となります。本アワードは、国内全上場企業および非上場大手企業のサステナビリティサイトにおいて、開示上で重要な要素にそって情報充実度調査を実施し優れた企業を表彰しています。
我々は、毎年7〜12月で約4,000社を目視でチェックしています。人間が目視でチェックするとなると、特に我々のような小規模組織がしようとすると半年くらいかかってしまうんです。もう7年くらいしているので、夏ごろになると調査が恒例行事になるんです。梅雨が明けると「夏だ!」の前に「調査だ!」となります。今年も6月も後半になりこんなことを感じています。
評価向上のためのポイント
以前からサステナビリティサイトの第三者評価を実施しているのですが、そこでアドバイスすることは以下のようなポイントがあります。我々は評価方法や評価項目は公開しているのでそのとおりに評価をしています。
1. 評価テーマ(14項目)に対して対応と開示を行う
2. 全体項目は「マテリアルな項目」を中心に開示かつ網羅的に行う
3. 個別項目は「方針」「推進体制」「活動内容」「活動実績」の4項目を網羅的に開示する
4. 統合報告書/サステナビリティレポートの記載情報をサイトにも掲載する
これだけです。「1番」「2番」「3番」をするだけで我々の調査では最上位クラスに入れます。なお、全上場企業のサステナビリティサイトを見て気になるのは「4番」です。統合報告書、IRウェブコンテンツ、サステナビリティレポート、などには掲載しているのに、サステナビリティサイトには掲載していない情報がたくさんあります。サイトがステークホルダーの最初の接点になることがほとんどなのでしっかり掲載いただきたいです。
また、サステナビリティサイトのコンテンツ量自体は組織規模と比例しません。そのため我々のアワードでは中堅どころの上場企業でも最上位企業群に入れる可能性は十分にあります。ウェブサイトの管理担当者もしくは運営・制作会社としっかりコミュニケーションして、サステナビリティサイトの情報を充実させてステークホルダーへのアピールをしていきましょう!
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>>サステナビリティサイトの第三者評価