ソーシャルメディアの可能性
ステークホルダーとの効果的な関与、
つまりコミュニケーションはCSR戦略のポイントの一つ。
しかし、企業は一般的に利害関係者からの参加とフィードバックの、
適切なレベルの取り組み方法を見つけるのに苦労しているようです。
CSR Asiaで、
Social Media: a Natural Fit for CSR Communications
という記事を以前見たのでそのポイントを和訳しながら、
まとめてみました。
ソーシャルメディアの7つのポイント
1、聞く、聴く、耳を傾ける
2、本物である
3、謙虚な自己批判と適応することをいとわない
4、実在の人物である
5、時間をかけて、複数のプラットフォーム上で従事する
6、関連する
7、大胆不敵なこと
(GLOBE-Net)
この手の話しは色々な所で交わされているので割愛。
事例を用いて、
特に重要な1番(聞く、聴く、耳を傾ける)について解説します。
コミュニケーションの解放事例
セブンスジェネレーション
クリーニングとパーソナルケア製品を販売している米国の会社。
商品の持続可能性に関するコミュニケーションに成功したソーシャルメディア戦略を開発しました。
同社の環境に配慮した製品を推進しながら、
セブンスジェネレーションのTwitterアカウントは、
CSRとサステナビリティ情報に関する教育を推進しているとのことです。
日本でもグリーンな商品販売しているが、
日本ローカライズのアカウントはないようです。
エクスペディア
世界最大のオンライン旅行会社。
地域社会への投資キャンペーンを開発するためにソーシャルメディアを使った。
以前、エクスペディアのFacebookはムンバイへ3連休で、
100通りと作業子供を飛ぶことを決議した “彼らに翼を与える”プロジェクトを立ち上げた。
キャンペーンは、ソーシャルメディアとの持続可能性の通信を融合するだけでなく、
地域社会への投資のためにソーシャルメディアを使用することの可能性を探ったとのこと。
日本ローカライズされているので、
ぜひ日本でのソーシャルアクションにもチャレンジしてほしいですよね。
参照:ExpediaJapan|facebook
ガーディアン
CSRなどの情報満載なWebメディア。
サスティナビリティ系のビジネスブログによる記事は、
サスティナビリティのコミュニケーションの形としてTwitterを使用し、
企業の経営幹部の有効性を強調しています。
彼らのビジネス独自のGoodアクションを推進してから、
Twitterのオープンチャネルプラットフォームは、
ステークホルダーが幹部と直接コミュニケーションすることができます。
デジタル空間に取ってもっとCSRの実務者や幹部と、
彼らがサスティナビリティの専門家のネットワークを構築し、
思慮深い議論を通じて新たなアイデアを得ることができますね。
参照:The Guardian
ソーシャルメディア利用の課題
しかし、ソーシャルメディアが全知全能なわけではない。
もちろん課題もあります。
CSRコミュニケーションの欠点の一つ。
それは、利害関係者が一年間で何が起こった良いことを聞きたくないということです。
彼らは企業が直面している課題は何かを知りたい。
そう。
企業が伝えたい情報と、消費者や顧客(ステークホルダー)が知りたい情報とは、
ほとんどの場合一致しないということらしい。
「企業のCSR活動と消費者の購買意欲に関するアンケート」というリサーチでもあるけど、
「本当に社会貢献できているかわからない」というどこかネガティブな思考があるのかも。
つまり、企業が言っている事を心の底から信じてはいないということ。
ここら辺のギャップを解決するのもまた、
継続的なCSRコミュニケーションだと考えています。
参照記事:企業のCSR活動と消費者の購買意欲に関するアンケート
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ソーシャルセクターのソーシャルメディア利用者は、
社会貢献とソーシャルメディアは相性が良いと言います。
しかし、ビジネスパーソンとしての利用ユーザーは必ずしもそうは言わない。
なぜなのでしょうか。
極端な話し、メリットよりデメリットのほうが大きいと考えているからでしょう。
メリットのほうが大きい気もしますが、
悪い事しているのでなければ、
風土もオープンにしてしまえば良い気もします。
事例が7つのポイントに完全に合致しているわけではないですが、
「聞く、聴く、耳を傾ける」という姿勢は非常に重要なようです。
企業が伝えたい事と、ステークホルダーが聞きたい事は必ずしも一致しません。
だからこそ、ステークホルダーの声を意見を行動に注目すべきなのでしょうね。
そういう面では、ソーシャルメディアは、現時点で最強のツールであるのは、
間違いないようですよ。
参照
Social Media: a Natural Fit for CSR Communications