悟りエクスペリエンス

仏教の視点からすれば、人が人生で求めるべきはただ1つ、「菩提=悟り」です。

ダライ・ラマ14世の言葉から考える“企業の存在目的”より

先日、こんな記事を読んだので僕なりにまとめを。

この命題に悩む人は多いと思うんですよ。
企業の最終目的は何か。個人の最終目的は何か。

めっちゃ哲学的で、しかも、ある種の最終目的を見出すというか。
秋の夜長にはもってこいのテーマを今日は考えてみます。

最上級の究極的目標

「人は生きているというエクスペリエンスを求めている」
神話学者ジョーゼフ・キャンベル

お金もそうだけど、紙幣価値に換算できない、
ものすごく大きな価値があるからみんなビジネスをするのではないでしょうか。

上記の記事の筆者はこうも言っています。

昨今の経営戦略論で「ストーリー」が注目されていることも納得できます。経営者が夢やビジョンを語り、1人1人の社員が「生きているというエクスペリエンス」を全開にしてともにストーリーを作り上げていく。

従業員の「生きているというエクスペリエンス」
を提供するための道筋がストーリー。

ここは社会起業家が得意とするジャンルなのかもしれませんが、
紙幣価値はあくまで目標や手段の尺度でしかない。

紙幣価値で計れない“ストーリー”こそ、究極的な目的意識を生むのかもしれません。
商道徳はそもそも、この心意気といいますか、紙幣価値を最高の善だとはしてません。

商人(あきんど)たちは、何百年もかけて、体で理解していたのかもしれません。
目指すべき究極の目的達成のために必要なのはストーリーであると。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

現代社会で生きる僕らには、現金はなくてはならないものです。
ですが、昔はすべてがそうではなかった。

悟りを開くのは、難しいかもしれませんが、
人も企業も悟りを体験すること。これが目指すべき究極。

仏教徒であってもなくても、
悟りについて一度考えてみるのも面白いかもしれませんね。

ちなみに僕の人生の目的は、「マスターピース」と出会うこと。
マスターピースを自身で作り出すことなのか、
誰かのマスターピースと出会うことなのか。

きっと、世界で唯一の最高傑作と出会うというエクスペリエンスが、
僕の目指す世界なのかもしれません。

最高のエクスペリエンスを感じられる世界観を鍛える。
これが僕にとっての悟りなのかも。