日テレ24時間テレビから学ぶ、出演者ギャラ問題と説明責任問題

sensu
http://www.ntv.co.jp/24h/shop/goods/2013/03/post-23.htmlより引用

日テレ24時間テレビ

以下の記事が話題になっています。

日テレ24時間テレビ「チャリティーなのにギャラおかしい」 週刊誌が出演者のギャラ金額を報じ、議論が再燃

僕がツイートした時もリプライ(コメント)がいくつか来ました。

先日、「画期的なCSRの取組み! 日本テレビの社会貢献番組「PEOPLE MAGNET TV」」という日テレの社会貢献番組の紹介記事を書きましたが、こういう類いの話を見聞きすると、なんだかなぁって思っちゃいます。

別に誰が悪いとかではないんですけど、やっぱりチャリティーの説明責任って大事なんだよな、と思うのであります。

もちろん、これはCSRにも言える事で、そのあたりも少し考えてみます。

公式サイト→24時間テレビ「愛は地球を救う」

ちなみに公式番組サイトのサイドバナーには、日テレのCSRコンテンツへのリンクがあったりしていて、日テレさんの「CSR的番組の一つ」の一つとして位置づけされているようですよ。

説明責任とは何を説明すればよいのか

CSR活動のポイントとして、自社の利害関係者に対して説明責任を果たしていくこと(CSRコミュニケーション)が最近注目されています。

何を説明すれば、責務を果たしていると言えるのかという問題がありますが、今回の問題でもあります、「お金の流れ」も一つでしょう。

NPOでいう「活動報告」の部分になると思いますが、チャリティイベントをして「いくら集まりました」だけの報告は、こういう理解のギャップを生みやすいです。

チャリティイベントの収支詳細を公表しろとまではいいませんが、毎年追求される問題があるのに放置するのはさすがにマズいのではないでしょうか。

今回の事例でいえば、「芸能人が報酬をもらう」ことが問題なのではなく、自社のステークホルダーに説明しきれていないのが問題なのでしょう。視聴者らから寄付を数十億集めていながら、芸能人参加者に数千万円レベルの報酬を払っていれば、「どうなってるの?」という人が増えるのはわかる気がします。

ただ、誤解してほしくないのですが、NPOも含め、事業運営に費用がかかります。ですので、番組制作費のすべてをチャリティにまわすことは不可能なのです。でも、例えば、5億円の制作費で10億円のお金が生み出せる(獲得できる)ことができれば、それはそれでいいのではないかとも思います。

使い道も問題でしょうね。「福祉」「環境」「災害援助」の3カテゴリーに寄付されるようで、詳細ページにいくとどんな活動に使われたか書かれていますが、ちょっと、導線がわかりにくく、該当ページまで辿り着ける人はそれほど多くないかもしれません。だから、毎年、ギャラがどうとか、寄付予算の使い方がどうとか話題になっている可能性もありますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

欧米のチャリティー番組のように、出演者の報酬はタダというのもありですが、日本ではセレブや芸能人のノブレス・オブリュージュ(社会貢献への意識)が高いとは思えません。

現状のままでいくなら、説明責任(CSRコミュニケーション)をより強化していただきたいです。ただ活動報告をするだけではなく、ステークホルダーの知りたいことを伝えるのが説明責任を果たしていることになるのですから。

ちなみに、最近はしてないですが、昔、チャリティーTシャツ買ったがある僕です。日テレさんは、60周年記念で社会貢献番組しちゃうくらい先進的なメディア企業なので、陰ながら応援しております。

[24時間テレビ「愛は地球を救う」]



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