環境経営度調査
昨日23日に、日経リサーチより「第20回環境経営度調査」(2017年発表)が発表されましたのでシェアします。
環境経営度調査とは、日本経済新聞社が1997年から年1回実施している、環境対策と経営効率の向上の両立に取り組む企業を評価する調査およびランキングです。製造業と非製造業を分けて、「環境経営推進体制」「温暖化対策」「製品対策」「汚染対策・生物多様性対応」「資源循環」の5つの指標を軸に評価しています。
昨年の結果は以下の記事からどうぞ。
・環境報告でも企業価値を上げる? 日経「第19回 環境経営度調査」(2016)
製造業トップ10
1、キヤノン
2、日産自動車
3、コニカミノルタ
4、デンソー
5、トヨタ自動車
6、富士フィルムホールディングス
7、パナソニック
7、富士通
9、三菱電機
9、大日本印刷
参照:https://www.nikkei-r.co.jp/service/management/environment/ranking.html
非製造業各カテゴリ・トップ
小売・外食 そごう・西武
金融 リコーリース
運輸 佐川急便
通信サービス NTTコミュニケーションズ
倉庫・不動産・その他 ヒューリック
商社 住友商事
電力・ガス 大阪ガス
建設業 積水ハウス
参照:https://www.nikkei-r.co.jp/service/management/environment/ranking.html
まとめ
製造業は一部企業が躍進、非製造業のトップ3はほとんど変わらず、といった感じでした。
こちらの調査は、CSR関連の調査・ランキングで有名なのですが、CSR界隈では以前ほどの注目度はないように感じています。CSRは環境活動以外の項目のほうが多く、あくまでも環境経営という限定的な調査だとみられているからでしょうか。(超有名な調査であることには変わりないですが)
昨今のCSRの本丸である人権・労働慣行の領域で考えると、日経さんのランキングはこちらより『「人を活かす会社」調査2016総合ランキング』の調査のほうが、今っぽいCSRランキングなのかもしれません。
私も非財務情報開示の調査やランキングをしていますが、環境コテゴリー以外のCSRコンテンツは年々増えています。製造業の企業担当者はベンチマークやベストプラクティスを探すのによいランキングかと思います。
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