近著「CSRデジタルコミュニケーション入門」の裏話

CSRデジタルコミュニケーション

CSRデジタルコミュニケーション入門

3月25日に発売となりました、拙著『CSRデジタルコミュニケーション入門』。

先日「[お知らせ]著書「CSRデジタルコミュニケーション入門」を上梓しました」という宣伝記事も書きましたが、さらに本日も書籍の宣伝記事をまとめようと思います!書籍の出版は数年に1度のことなのでがっつり宣伝させていただきます。嫌がらないで聞くだけ聞いてください!

自身としては2年ぶり3冊目の本書。前回の社会派経済本「この数字で世界経済のことが10倍わかる」とはガラっと変わり「CSRコミュニケーション」をテーマにした専門書です。

専門書の書籍執筆経験者ならわかるかもしれませんが、一応、このあたりの苦悩ぶりも公開しようと思います。

書籍執筆のお話をいただいたのは、去年の2015年9月ころでしょうか。最初のコンセプトは「著者が行なっているCSRセミナーの内容を本にする」みたいな感じだったように記憶してます。

それから共著者3名で打合せ・執筆を繰り返し、方向性がまとまった(?)ところで編集担当者がジョイン。更に筆を進めて2月に最終的な原稿を出版社に提出(入稿)。で、3月末の発売になりましたとさ。

僕自身としては共著というスタイルが初めてで、色々苦労したりする部分もありましたが、良い勉強になりました。今後も共著の書籍執筆があると思いますが、次回はもっと上手く書ける自信があります!(今回がダメってわけではないですよ)

というわけで、友人・知人よりいただいた質問について2つほど回答したいと思います。

あなたの質問に答えます

Q.今後は印税収入で隠居生活ですか?
A.いやー、それは無理だと思います…。

色々お調べいただければ本を出版したことがない方でもわかると思いますが、一般的な著者側の収益って売上の5〜10%です。1冊1,500円の本だったら、75〜150円が著者の印税になります。(厳密にいうと入金ベースはまた別の計算方法となります)

今回は3人なので、もし一般論だと仮定すると1人あたり3%の印税。つまり1冊45円です。仮に3,000冊売れれば135,000円の印税となります。135,000円というと“それだけもらえればいいじゃん”みたいな気もしますが、執筆作業の他に、編集打合せ・資料書籍購入・関係者ヒアリング・販促企画立案・販促実施・書籍購入などもあるので、時給換算したら1,000円切ります…。

超有名な方なら別ですが、“業界でちょっと有名”くらいなレベルの人間は、だいたいこういう感じになります。しかもお取り引き先などに配布する書籍も基本自腹です。著者だからってただでは貰えないのです…(著者割引はたいていあるけど…)。そう考えると、少なくとも最初の1年で数十冊購入するわけですし、ちょっと広告出したりするし、仕事的には赤字です。

Q.専門書って売りにくくないですか?
A.いやー、売りにくいです…。

今回の本は「CSRデジタルコミュニケーション入門」というタイトルのまんまで、専門書です。想定読者のメインは1〜3年目くらいのCSR担当者で、サブターゲットが、PR・広報・マーケティング担当者です。コーポレートコミュニケーションに携わるすべての人に学びがあるように作っていますが、一般的な自己啓発やノウハウ本ではありません。

日本の労働人口でいえば、1%にも満たないような人たちがターゲットなので、数多く売れるということは元から想定しておりません。これは著者同士の編集会議でも結構議論しました。でも、僕らの専門性を書籍にするわけだし、専門性を薄めるのは意味がない。僕らは“作家”ではないのだから、と。

ですので、僕個人としては、当ブログのコア読者(毎月1回以上訪問する人、約5,000人)の方々が買ってくれるだけで、まずは良いのかなと思っています。そう、あなたのことですよ!

といううわけで、書店販売より先行して販売を始めましたので、以下からぜひご購入いただけると幸いです!

■『CSRデジタルコミュニケーション入門』
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■  勉強会のご案内 ■
・国内最大級のCSR担当者コミュニティ「サステナビリティ・トレンド・ネットワーク」(次回定例会:2020年1月15日15〜17時、19〜21時)

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