CSRデジタルコミュニケーション

CSRデジタルコミュニケーション入門

僕の最新著書『CSRデジタルコミュニケーション入門』(インプレスR&D/マスターピース、共著)が本日25日より発売となりました。

電子書籍版はそのままご購入いただけますし、紙の本も1週間半程度にはお手元に届くかと思います。今回は、書店より先行して「Amazon」、「楽天ブックス」、「iBookストア」で購入いただけます。

共著ではありますが、僕にとって約2年ぶりの3冊目となる本作は、専門書的な位置づけのものでして、初めて「CSRコミュニケーション」に特化した本となりました。オススメの読者は、配属1〜3年目のCSR担当者、広報・PR・マーケティング・ブランドなどのコーポレート・コミュニケーション業務に近い方々、です。

今回の書籍は共著で、RAUL株式会社・江田健二さん、アミタ株式会社・猪又陽一さん、というCSRコミュニケーションに造詣の深いメンバーで、CSRにおけるデジタルコミュニケーション領域に関する、概念から実践までのノウハウをまとめました。

今までもCSRに関するコミュニケーションやブランディングの書籍はあったのですが、実務的なデジタル領域の書籍はありませんでした。残念ながら、ウェブ全般に詳しいCSRの専門家の存在が日本に皆無であることが根本原因です。

そこで僕の執筆担当箇所では、今までに行なってきたCSRコミュニケーションに関するセミナー内容を大幅に加筆しまとめ、CSRデジタルコミュニケーション推進をする上で重要となる基礎概念を書かせていただきました。セミナーで語りきれなかった部分もまとめ(編集の関係上これでもかなり絞りましたが)、体系化した書籍になったと思います。

CSRコミュニケーションの未来とは

このCSRデジタルコミュニケーションという領域、実はかなり空白のジャンルだったように感じています。

一般的なデジタルコミュニケーション(ウェブコミュニケーション)などのテクニカルな部分は随分とマーケティング領域で盛り上がっている印象がありますし、書籍もたくさん出版されています。

しかし現実で言えば、例えば、世界的にもCSR評価の高い日本企業のCSR担当者でさえ「CSR報告書はそれなりの品質に仕上げられるようになりましたが、ウェブでどう情報発信したら良いかわかりません」と言うのです。

大手企業・上場企業がすでに取引があるであろう、広告会社やウェブマーケティング会社をバカにするわけではありませんが、CSRの概念を理解しデジタル領域でのコミュニケーションにも造詣が深い人って本当にいないんだなと。そういうCSR先進企業の担当者が僕レベルのCSRセミナーに来る理由がわかりましたよ。痛いほどね。だから執筆の声がけをいただいた時には、即OKしました。

今回の著者の3人は、それぞれ5年以上、CSR系の情報メディアやウェブサイトの運営に関わっており、CSR領域の情報流通に対し精通している日本で限り少ない人間です。やはりこの領域のデジタルコミュニケーションって独特の雰囲気というか流れがあるもので、一般論のウェブマーケティング知識だけでは太刀打ちできません。

僕自身も、CSR情報発信に特化した本ブログを7年運営していますが、今でもまだ試行錯誤しているのが本音の所です。本当にCSR情報を人に届けるというのは難しいです…。

関西方面の企業のCSR担当者からCSRセミナーをぜひ関西でやってくれと言われ続けていますが、まずこの本を読んでいただければ、私の言いたいことがご理解いただけると思います。それに僕の数千〜数万円のセミナーに参加するより安いですし!書店販売に先駆けて販売しておりますので、ぜひお買い求めください!

本書『CSRデジタルコミュニケーション入門』を通じて、日本企業のCSRコミュニケーションが進化し、ステークホルダーの評価や成果を獲得できる企業が一社でも増えれば幸いです。

もちろん、本書の基本事項を実行していただき、更なる進化を目指したいと感じていただければ、お気軽にご相談ください。

■『CSRデジタルコミュニケーション入門』
Amazon(紙・電子書籍)
楽天ブックス(電子書籍)
iBookストア(電子書籍)