CSRネイティブ

今日の話しは、CSRネイティブについて。

そもそも、○○ネイティブとは、○○が浸透した社会で育った世代のことを指します。

例えば、1995年にWindows95が発売になり、爆発的にインターネット・デジタル環境が広がりました。この95年生まれ以降の世代を「デジタルネイティブ」と呼びます。実際は今の20歳前後もそう言っていいと思いますけどね。

つまり、CSRネイティブとは、CSRという概念が広がった社会で育った世代。

2003年をCSR元年とするならば、03年生まれ以降の世代と考えることができます。
彼らが高校卒業(18歳)まで、あと11年。約10年後にCSRで出遅れている企業に生きる術なし、です。彼らは、昨日採択された「ISO26000」の正式発効後、小学校・中学・高校・大学と進むのです。

10年前より、CSR/SRという考え方に触れる機会が多いのは当たり前の話し。そういった概念を自然と受け入れてきたネイティブ達が成人になる、約10年後の2020年までに、日本のCSR事情は果たしてどうなっているのでしょうか。

日本のCSR事情

非常に楽しみであります。10年後にどうなるかなんて、予想はできても、実際のところわかりません。

でも、僕らCSR推進派の活動いかんで、未来は変えられる、よりよきものにすることはできます。昨日のISO26000採択で、ふとそう思いました。

ちなみに、ISO26000とは5年の歳月を経て、マルチステークホルダーで議論され採択された、組織の社会的責任(SR)の国際基準(ガイドライン)です。