サステナビリティ

兼業研究者になります

2024年4月より法政大学で客員研究員に就任します。2024年度からの研究プロジェクト自体は2023年9月に承認されていたのですが、客員研究員の承認が先週でしたので本日のお知らせとなりました。正式な稼働は2024年4月1日ですが、研究会の告知等の関係上、早めのお知らせとなり恐縮です。

法政大学イノベーション・マネジメント研究センターの研究プロジェクトで「サステナビリティにおける社内浸透」をテーマにした研究を3年間を目処に行う予定となっています。法政大学経営学部准教授の北田皓嗣先生との共同研究になります。

北田先生は同年代の優秀な方であり、拙著「創発型責任経営」(以下、本書)の共著者でもあります。本書は2019年出版で、執筆自体は2017年から始めていましたので、5〜6年ぶりの共同研究ということになります。本書の大きなテーマが「従業員から始まるサステナビリティ」だったのですが、今となってみれば「サステナビリティの社内浸透」とも言えるでしょう。本書はマネジメント視点でまとめており、社内浸透プロセスを完全な形にはできていませんでしたので、今回、我々はさらに深掘りしていこうと。

今回の研究プロジェクトは隔月開催の定例研究会を軸に、ディスカッションを通じてマネジメントと実践の両面から実態を解き明かしていきます。詳しくは別途募集告知をさせていただきますので、企業のサステナビリティ担当者の方はぜひご参加ください。もうじき告知できると思います。法政大学・市ヶ谷キャンパスでの対面とオンラインのハイブリットでの実施を予定しています。参加費は無料で登録いただければどの企業の方でもご参加いただけます。なお、現状は、研究会の参加者は企業のサステナ担当者のみとさせていただく予定です。

今後は、サステナビリティの社内浸透に関して、研究会参加のサステナビリティ推進担当者だけではなく、さまざまな企業担当者と意見交換をさせていただきたく思います。当方より情報提供できる部分もありますので前向きにご検討ください。私はコンサルタントですが、本件のヒアリングに関してはコンサルの売り込みはしないのでぜひ話をさせてください。こちらも追って報告させていただきます。

今後の活動について

今後の活動としては、2024年4月以降も私の主要業務はサステナビリティ・コンサルティング業がメインですので、コンサルティング等のご相談は随時お受けしております。そんな状況ですので純粋な研究者というわけではありませんし、世界を変える研究とはいかないと思いますが、兼業研究員だからこそできる、アカデミアと実務の架け橋的な動きをしながら、アカデミアと産業界に貢献していく所存です。新人研究者なのであまり偉そうには言えませんが、いつものようにやるからには結果を出すだけです。がんばります。