新年度のご挨拶
本日から新年度です。今週は、入社式や異動後初出勤など、社内的なイベント・催事も多いのではないでしょうか。
今年度は、元号が変わったり、2020年(2019年度)という節目の年になったりと、歴史的な節目の年となりそうです。
そんな年度初めですので、私のほうからもいくつかご報告を兼ねて、挨拶をさせていただきます。
次の10年に向けて
昨年は独立して10周年(11年目)ということで、一旦キャリアとしては次のステップに進めたと考えています。そこで、次の10年をグランドデザインしようと考えたときの答えが「コミュニティ」でした。この10年ほど、CSR/サステナビリティ推進支援をさせていただいてきましたが、ごく一部の企業をのぞき、現場の課題の多くは10年前とたいして変わりません。
では、その課題を解決しなければと考えた時、自分がもっと企業に貢献できることはないかと、いろいろ試験的なものも含めて試行錯誤してきましたが、単発のセミナーやコンサルティングではなく、定期的に開催されるセミクローズドな研究会・勉強会を主催して、個別企業に特化したより濃い情報やノウハウを提供したほうが、より多くの企業担当者に価値提供をできるのではないか、と気づきました。
そこで、今年度は今まで以上にコミュニティ運営に力をいれていきます。今月からリニューアル・スタートする、CSR/ESG評価向上について議論する場「サステナビリティ評価研究会」、CSR実務担当者の勉強会兼交流会「サステナビリティ・トレンド・ネットワーク」の他にも、様々な企業様とコラボをして、単発のセミナーで終わらない、CSR/サステナビリティのコミュニティを作っていきます。
あと、CSRではありませんが、6年ぶりにサステナビリティ/ソーシャルグッド・カテゴリの、ライティング・スクール等のコミュニティ運営も始める予定です。現在企画を詰めているところで近々発表できると思います。
■詳細ページ
>>サステナビリティ評価研究会
>>サステナビリティ・トレンド・ネットワーク
書籍
3月末にて、CSR/サステナビリティ経営の書籍原稿を脱稿しました。共著ですが、素晴らしい先生たちと1冊の本を書くことができてうれしく思います。ゴールデンウィークの10連休などがあり発売時期は現状なんともいえませんが、現状は6月末に大手出版社より発売され全国の書店に並ぶ予定となっています。
経営書とは、経営コンセプトの提言でもあります。今回の書籍は「CSRの実践」にフォーカスしたものとなっています。今までのCSRやサステナビリティの書籍は、戦略やあるべき論・理想論(それらも重要ではありますが)が多く、「で、そんなの実践できる企業はいくつあるのよ?」というレベルのものばかりでした。
しかし、我々はCSR活動は実践してナンボみたいな、現場の従業員が動いてこそCSRだろうということで、ボトムアップ型といいますか、従業員自身に注目した実践を理論化し、まとめています。
この書籍では、私はCSR推進実務の専門ということで、オペレーション・フレームワークの作成等を担当させていただきました。一通りのCSR活動をし次の一手を探している大手企業担当者、これからCSRを本格的に始めるという上場企業の実践知を求めている担当者、の方には特に有意義な視点を提供できると思います。
まだ計画段階ですが出版記念シンポジウムなども企画していますので、私が話をする機会がありましたら、書籍にまとめきれなかった部分も含めてお伝えできればと思います。
まとめ
現在の私個人のミッションステートメントは「日本のCSRをアップデートする」です。恥ずかしながら、独立し10年以上がたっても、まだ何もアップデートできておりませんが、割と本気で今でもステートメントとして掲げています。
私は、世間では“新人類”扱いのミレニアル世代(1980〜95年生まれ)ですが、2020年でミレニアル世代も先頭が40歳となり、組織の中でもそれなりのポジションについたり、最前線に立つ人が増える年代になってきました。私も世代の名に恥じぬ活動をしてまいります。
引き続き、いわゆるCSR/サステナビリティ領域のコンサルティングを主軸としながら、コミュニティ運営などもし、今まで以上にお客様に価値提供できるよう精進してまいります。今後とも御贔屓によろしくお願いいたします。
安藤光展(CSRコンサルタント/一般社団法人CSRコミュニケーション協会・代表理事)