社会貢献におけるキャリアとは何か

あなたが大学生の時、サラリーマンはどう見えてましたか?

先日、慶応大学(日吉)にてメディアコミュニケーション学系修士や、
MBA(ビジネススクール)の学生に講演をしてきたので、
その備忘録も含めまとめを。

今回の講演・トークは、
「社会起業家、CSR部、NPO、プロボノ」という4つのキャリアについての話し。

企画してくれた山田さん、呼んでくれてありがとう。
楽しかったです。

大学生のCSR的価値観の3つ

1、社会起業家

25人中、4人も社会起業家になりたいと。
元々興味のある人が集まっているとはいえ、
なかなか興味深い数字。

ジャンルは中間支援から医療など。
もう活動を始めているという感じではなかったので、
これからということでしょうね。

CSR部に行きたい!という人は1人だけだった。
CSRに興味があるっていう人が意外に少なかったのはびっくり。

2、原体験

5年前は、社会の矛盾を現場で感じ、
ソーシャルアクションをする人しかいなかった。

でも最近は、NPOの学生チームに所属するのが、
「なんか楽しそうだから」とかの理由で加わる人も多いみたい。

きっかけに対するコミットなんてほとんどなくて、
NPO学生チームに参加して、いわゆる“原体験”をする。

僕はこれって素晴らしい変化だと思うんですよ。

社会貢献に興味のなかった人(潜在ニーズはある)を巻き込む。
それはムーブメントの初期段階であり、動きを加速させてくれる。
社会貢献が5年前に比べて、格段にポップになってきた証拠。

僕としては、
なんとなく感じていた感覚が立証された感じ。

3、ムーブメント

社会貢献はチマチマやっていてもインパクトはでない。
ムーブメントにするには、より多くのライトユーザーを巻き込む必要がある。

ムーブメントはただの流行ではなく、継続する流行。
それには関わる人をより多くしていかなければならない。

大学生だからというのはあるけど、
ムーブメントのためのスケールアウトやコミュニケーション戦略、
マーケティング戦略に対する感覚が弱い人が多かったかな。

ビジネスモデルはめっちゃ重要だけど、
スケールアウト戦略も同様に重要かな、と。

感想

大学生向けの講演や、ミニセミナーでいつも感じるけど、
アツい人って少ないのかなぁ、と。

「名刺交換させて下さい!今度もっと詳しく話し聞かせて下さい!」
「〇〇なジャンルに興味があるのですが、企業のCSR担当者紹介してもらえませんか?」
とか、そんなアクティブな人は皆無。

知識は豊富だけど、情熱的なものを持っている人は少ないのかな。
まぁ、そういう人はすでに自身のNPOプロジェクトを始めているのかもね。

せっかくならもっと僕を使ってくれればいいのになぁと思う。
よほどのことがなければ、もう一生会わないわけだし、
言うのはタダだし、ある意味わがままでもいいんじゃないかな。
そのための講演・ミニセミナーでもあるわけだしね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

いかんせんクローズドな会で、詳細は書けないのです。すみません…。
ちなみに、僕とCSRコンサルタントの竹井さんという方とご一緒でした。

大学生に期待することは、
何事にもやるからには情熱をもってとことんやってほしい。

20歳に時に気付くのと、40歳で気付くのは、
圧倒的に違いすぎるから。

講演後の二次会では、
恋愛と社会貢献や、ラブ&ピースの社会貢献とか、
政治と社会貢献の話しとか、色んな話しをしてました。

そうそう。

ちなみに、大学での講演などは、
都内近郊であれば、交通費も講演料も無しでお話しますよ。
内容によってはお断りすることもありますが依頼の9割くらいは受けています。
お気軽に【コンタクト】よりどうぞ。