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企業の社会性にフォーカスした「CSR社会性ランキング」(2015)

CSRランキング

CSR社会性ランキング(2015年)

えー、この度、勝手にCSRランキング作ってみました。

先週発売の最新CSR企業ランキングが載っている『週刊東洋経済 2015年3月14日号』を週末に見直していたわけですよ。CSRを含めた総合力評価としてこのランキングは非常に意義があるのですが、財務面の点数が半分なので、純粋な企業の社会面(企業内外含む)を見るとランキングが結構変わるのではないか?と思ったのです。

じゃあ、総合得点から財務評価を除いたらどんな順位になるんだろう?思い立ち、まとめてみました。数字の詳細知りたい人はバックナンバーの『週刊東洋経済 2015年3月14日号』買って下さい。もっと詳細を知りたい人は『CSR企業総覧 2015年』を買って下さい。CSR企業総覧は電子書籍版も発売予定のようです。

CSR社会性ランキング・トップ30

1位、東芝(293.4点)
2、ソニー(292.6)
3、富士フィルムホールディングス(290.5)
4、日産自動車(289.6)
5、アサヒグループホールディングス(289.2)
6、NEC(288.7)
7、リコー(288.1)
8、味の素(288.0)
9、シャープ(286.6)
10、イオン(285.2)

11、帝人(284.9)
12、トヨタ自動車(283.5)
13、コマツ(283.3)
14、資生堂(281.2)
15、ダイキン工業(281.0)
16、デンソー(280.9)
16、ブリヂストン(280.9)
18、富士ゼロックス(280.0)
19、TOTO(278.7)
20、ホンダ(278.1)

21、NTTドコモ(277.7)
22、日本郵船(277.3)
22、コニカミノルタ(277.3)
24、JT(276.3)
25、LIXILグループ(276.0)
26、東レ(275.7)
27、旭硝子(275.2)
28、KDDI(275.0)
29、富士通(274.5)
29、NECネッツエスアイ(274.5)

選定基準

『週刊東洋経済 2015年3月14日号』の特集「CSR企業ランキング 2015年版」で公開されている、ランキング情報(上位299位まで)を元に算出。調査項目より「財務」(300点満点)を除いた、「人材活用」、「環境」、「企業統治+社会性」(合計300点満点)の3領域の合計点により順位付け。

雑感

イオン、富士通、日本郵船、コニカミノルタ、LIXILグループ、資生堂、帝人、TOTO、NECネッツアイエス、シャープが、CSR総合ランキング30位圏外からランクイン。財務面では苦戦(?)するものの、非財務領域では優秀さを証明した形になりました。

シャープは総合198位なのですが、財務面以外は超優秀な数字となっています。関係ないですが、僕の初代MDプレイヤー(懐かしい!)はシャープでした。

なお、今回のランキング圏内基準となる「275点」以上では、未上場でサントリーホールディングス(276.1点)、金融機関で損保ジャパン日本興亜ホールディングス(281.2点)がありますが、誌面同様、ランキング外としています。

東洋経済のCSR企業ランキングは、多面的な見方がされ“まんべんなく”している所がランキング上位にくるのですが、この評価で、それぞれの企業で「人材活用」、「環境」、「企業統治+社会性」の3カテゴリーのどこかが弱いというがわかります。

実際データを集めたり改善活動するのはCSR担当者だけでは難しいでしょうし、一年でランキングが大きく変わることはないでしょうね。PDCAというか、毎年ブラッシュアップしていくイメージで地道にCSR活動に取り組むのが、実はランクアップの一番の近道だったりするのかもしれません。

また、ランキングにとらわれすぎて、評価項目・評価方法だけを見て、オリジナリティのあるユニークなCSR活動を減らすのは本末転倒。本来、一番評価して欲しいのは調査会社ではなく、消費者・顧客を含めたステークホルダーのはず。

「ランキングのためのCSR活動」も必要と思うものの、「なぜ私たちはCSR活動をする必要があるのか」という本質への問いを見失ってはもったいないです。6月施行のコーポレートガバナンス・コードもあるし、CSR(ESG)の情報開示圧力が高まるのは必須です。丁寧に対応しましょう。

東洋経済CSR企業ランキング・総合トップ10

1、富士フィルムホールディングス
2、NTTドコモ
3、デンソー
4、富士ゼロックス
5、日産自動車
6、コマツ
7、キヤノン
8、トヨタ自動車
9、ブリヂストン
10、リコー

ちなみに、上記が総合ランキング・トップ10です。

■参照:CSR企業評価の決定版「東洋経済CSR企業ランキング」(2015)

まとめ

場当たり的なCSR活動をしている上場企業も多いですが、今後を数年を見越したCSR活動計画があるとないとでは、効率とインパクトがまったく違います。担当者の方に求められるものは多く大変だと思いますが、他部署との連携を密に行い、がんばっていきましょう!

以下のCSRランキングまとめ記事も合わせてご覧下さい。

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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]