トヨタのCSR事例! “効率”を寄付するという考え方

トヨタCSR

トヨタのCSR

先日、「トヨタが「効率」を寄付してくれた…アメリカのチャリティに導入された工夫が話題に」という記事が話題になっていたので、メモを。

まさに、イノベーティブな活動です。寄付や単純労働のボランティアは、誰でもできます。でも今回のトヨタのプロボノ活動は、普通のビジネス・スキームの提供です。

例えば、寄付を100万円すれば、100万円分だけのインパクトは出せます。(当たり前)

でも、100万円を社員の人件費にまわし、業務改善コンサルティングをすれば、年間で100万円以上の人件費削減、作業時間の節約効果などの効果が生まれるでしょう。

企業寄付は意味がないとは言いません。それも素晴らしいことです。僕が言いたいのは、「企業が社会に貢献する方法は、他にもあるんだよ」ということです。

トヨタ式の寄付

大企業がチャリティなどへ寄付をするのは珍しくないことですが、トヨタがアメリカで少し変わった寄付のしかたをしていると話題を呼んでいます。なんとニューヨークの食糧チャリティに、お金ではなく「効率」を寄付したといい、その結果、待ち時間が90分から18分にまで減ったそうです。トヨタは「かんばん方式」をはじめ、効率を上げるために細部にいたるまで常に改善を追及する企業として知られていますが、それを社外にも適用することがトヨタらしい社会貢献ではないかと考えたそうです。
トヨタが「効率」を寄付してくれた…アメリカのチャリティに導入された工夫が話題に

食糧を詰めている箱を小さくし、省スペース化し運びやすくしたり、作業全体を分割しシステマチックにしたことで、180秒の作業が、11秒になったのだとか。

というか、トヨタの人でなくても、少なくとも気付きそうな部分はあるのですが…。それはよしとしましょう。

カイゼン屋のトヨタですから、自社らしい活動ですし、プロボノとしても素晴らしいです。寄付するはずだった金額より、リソースは安くもなっていると思いますよ。

優秀なビジネスパーソンのプロボノ活動(会社公認)は、今後のニーズはなくなることはないんでしょうね。地域の清掃活動とかのボランティアに社員を駆り出す企業も多いですが、日々のビジネス・スキルをソリューションとして、地域社会に提供したほうが、社会的なインパクト高いと思いますよ。

先日、企業ボランティアについて「企業はCSRとしてボランティア活動をすべきなのか」、「“社会を変える”とは、誰かを否定することから始まる」という記事も書きましたのでご参考までに。

Meals Per Hour



■  運営勉強会のご案内 ■
・国内最大級のCSR実務担当者限定の勉強会/交流会「サステナビリティ・トレンド・ネットワーク」
・完全現場主義のCSR企業評価について学ぶ研究会「サステナビリティ評価研究会」
・ソーシャルグッドなライターコミュニティ「Writers for Good」