国内ESG格付けの決定版! 東洋経済「ESG企業ランキング2020」

ESGランキング

東洋経済:ESG企業ランキング

先々週に発売された「CSR企業白書2020」(東洋経済新報社)から、財務面を除いたCSR評価「ESG企業ランキング」をシェアさせていただきます。

「ESG企業ランキング」とは、人材活用を中心にESGを見ていく「ESG + H」の枠組みで評価した格付けで、3年平均のROEが5%以上の企業を対象にランキングを作成されています。格付けのウェイトがESGスコアのみとなっている、純粋なCSR評価です。個人的にはCSR/ESG視点の先進企業となると、かなり実態に近い格付けになっていると思っています。2020年のESG銘柄の参考にしてみてください。

情報開示:今回の「CSR企業白書2020」には記事寄稿させていただいています

2020年・トップ30

1、SOMPOホールディングス
2、丸井グループ
3、オムロン
4、KDDI
5、NTTドコモ
6、富士フイルムホールディングス
7、東京海上ホールディングス
8、日本電信電話
9、セイコーエプソン
10、花王
11、大和証券グループ本社
12、富士ゼロックス
13、セブン&アイ・ホールディングス
14、帝人
14、MS&ADインシュアランスグループホールディングス
16、JT
17、ユニ・チャーム
18、キリンホールディングス
19、TOTO
20、キユーピー
21、ファンケル
22、第一生命ホールディングス
23、トヨタ自動車
24、コマツ
25、アサヒグループホールディングス
26、フジクラ
26、大和ハウス工業
28、ANAホールディングス
29、旭化成
29、Zホールディングス

出典:「CSR企業白書2020」(東洋経済新報社、2020年4月)

2019年・トップ30

1、SOMPOホールディングス
2、NTTドコモ
3、丸井グループ
4、KDDI
5、富士フイルムホールディングス
6、オムロン
7、トヨタ自動車
8、帝人
9、ブリヂストン
10、東京海上ホールディングス
11、富士ゼロックス
12、花王
12、MS&ADインシュアランスグループホールディングス
14、アサヒグループホールディングス
15、TOTO
16、セイコーエプソン
17、日本電信電話
17、NEC
19、セブン&アイ・ホールディングス
19、コマツ
21、第一生命ホールディングス
22、アシックス
23、みずほフィナンシャルホールディングス
24、野村ホールディングス
25、コニカミノルタ
26、大和証券グループ本社
27、ファンケル
28、NTTデータ
29、富士通
30、旭化成

出典:「CSR企業白書2019」(東洋経済新報社、2019年4月)

CSR企業白書2020

所感

今年もSOMPOホールディングスが1位でした。強すぎます。2位の丸井グループと3位のオムロンは、正直なところ400満点中390点以上という結果であり“実質的な満点レベル”です。担当者からすれば“誤差”とは思えないかもしれませんが、これとんでもないことです。評価を上げたければ、同業他社を気にするよりはまずはこの上位3社を徹底的にベンチマークしてみたほうが絶対ためになります。

このランキングは「3年平均のROE5%以上」という財務面の条件はあるものの、格付けは純粋なESG項目で評価されています。つまり、純粋にESG/CSR評価されているランキングとも言えます。東洋経済の総合CSRランキングは財務面の評価が全体の半分という評価ウェイトとなり、CSR面は微妙でも財務体質が高い企業がランキング上位にいたりします。ですので、個人的には、CSR部門担当者はこちらのランキングを細かくベンチマークすべきだと思います。

あと、日本のCSR総合評価の双璧となる「日経SDGsランキング」もありますが、調査回答社数は東洋経済のほうが倍以上あるので、我々のようなシンクタンク、コンサルティング会社はこちらをチェックするとよいかと。なお、書籍では上位500社まで開示されていますので、気になる方は確認してみてください。

ほかには、このESG企業ランキングには「中堅ESG企業ランキング」というのもありまして、売上3,000億円未満の企業の格付けもあります。ESG投資の銘柄としてどうかというのは専門ではないのでわかりませんが、有名な企業も多く、興味深いもになっています。

まとめ

ESG投資が盛り上がると、程度の差こそあれ、この手のESGランキングにも注目が集まるようになりますね。

東洋経済の調査項目は“日本的”というか、国内のCSR活動を網羅している形になっていて、グローバルなESG評価機関の評価項目とはちょっと違います。ですので、東洋経済の評価が高ければ、世界のCSR/ESG評価も高くなるというわけではありません。グローバルでいえば難易度は一段階下というイメージでしょうか。

逆に、日本企業で、東洋経済CSR評価で上位にいけない状況で世界トップを目指すとか、さすがにそれは無理なのでは?というレベル感だと思います。簡単なことではないとしても、ESG投資全盛期の今、このランキングの重要度もどんどん高まっているので、きちんと対応したいところです。

もし、お買い求めいただいた方がいたら、私の寄稿した、2020年度のトレンドをまとめた「CSR/ESG重要テーマ30」という記事も面白いと思いますのでぜひチェックしてみてください!

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