「サステナビリティサイト・アワード2020」を振り返って

サステナビリティサイトアワード

サステナビリティサイト・アワード

一昨日に「サステナビリティサイト・アワード2020」(旧名称:CSRコンテンツ充実度ランキング)を発表しました。

>>サステナビリティサイト・アワード2020|プレスリリース

受賞企業や調査詳細などはリリースページをご覧いただきたいですが、アワードの調査を通じて感じたことをまとめます。

SDGsとトップメッセージ

私も調査責任者でありますが、1人の調査員としても全上場企業と主要非上場企業のCSRウェブコンテンツをチェックしました。その中で感じたことをいくつか。

昨年の動向と比較すると、一番気になったのは「SDGs」や「ESG」というCSR/サステナビリティ・コンテンツが増えたことです。中小規模の上場企業にとっては、CSRよりもESGやSDGsが先にくるのはわかりますが、内容は“ひどいもの”も多く、カテゴリ分けはなんでもいいですが、中身をしっかりしたほうがいいと感じています。

あとは「トップメッセージ」ですね。むしろ、ここが一番差があったように思います。たとえば、本調査でのトップメッセージの評価項目は以下のようなものです。

トップ(代表取締役もしくはCEO)のCSRに対する姿勢が十分理解できるだけの情報量がある、発言を補足する活動およびデータが記載されている、企業価値向上に貢献するKPIに言及している、中期経営計画や理念体系とCSR活動との整合性について言及している、中長期の将来への展望(戦略と目標)に言及している、国内外の社会情勢への認識と対応に言及している、業界における重要課題への対応に言及している、「リスクと機会」「強みと弱み」あるいは「課題と対応状況」などの両面提示がある、CSRに対して自分自身の言葉で情熱的に語っている、CSRが組織に与えたポジティブな成果の開示がある、ステークホルダーに対して自社がCSRを行うことのメリットおよびリターンの提示がある、CSRを経営課題と認識し危機感をもって取り組んでいる姿勢を示している、時間軸(過去・現在・未来)にそった説明がされている、将来へのポジティブなメッセージがある、など。

我々の調査ではトップメッセージを非常に重要視しています。なぜなら「トップメッセージ ≒ 企業のメッセージ」だからです。すべてとはいいませんが、トップメッセージの内容で、その企業のレベルがわかってしまうくらいものであると認識しています。

トップが本気でCSRを進めようとしなければ、組織でCSRが進むわけがないのです。拙著『創発型責任経営』にも書きましたが、その始まりはボトムアップでもよいのですが、最終的にはトップが承認しない限り、組織的な取り組みにはなりませんから。

フォローアップ

直前ではありますが、このアワードのフォローアップは1月15日(水)の勉強会「サスネット」で行います。ウェブサイトにおける情報開示に課題や閉塞感を感じている方、などはぜひご参加ください。(CSR実務担当者の方のみご参加いただけます)

>>国内最大級のCSR担当者コミュニティ


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