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ステークホルダー視点のCSRを学ぶ本「広報コミュニケーション基礎」

広報CSRの役割

今回の読書メモは「デジタルで変わる 広報コミュニケーション基礎」(社会情報大学院大学、宣伝会議)です。

広報はCSRコミュニケーションやステークホルダー・エンゲージメントの起点になることもあり、広報系の学会に参加したり、こうやって書籍を読んだりして、広報について日頃から勉強するようにしています。

さて、そんな中で“デジタルで変わる”という副題のついた本として興味があり購入しました。内容は、文末の目次を参考にしてください。

で、そのデジタルとなると、ミレニアル世代以下は「デジタル・ネイティブ」と言われる世代でして、私もミレニアル世代ですが、デジタルをまったく考慮しない広報コミュニケーション自体の存在のほうが、イメージしにくいレベルです。ですので副題自体が“腹落ち”するほどではない気がします。

CSR活動の意義・意味や課題を伝えるのは、当然CSRコミュニケーションです。これからの広報活動としてデジタルは重要やで!ということなのでしょう。

内容としては、結構CSRコミュニケーションの話ができてきます。冒頭の『「未来を創る広報」とは』でも、CSRやCSRに深く関わる単語がけっこうでてきます。こうやって広報の本に、CSRコミュニケーションの概念がでてくるのは素晴らしいですね。

他にもいわゆる広報業務だけにとどまらず、マーケティング、IR、などある程度幅のあるステークホルダーについての概念が紹介されています。CSR報告書担当者とか、絶対読んだほうがいいわ。

「CSRと地域社会への広報活動」という章は坂本先生が担当。大変ご無沙汰しておりますが、先生、お元気でしょうか。正直、坂本先生は、NPO広報やCSR経営が専門でCSRコミュニケーションが専門ではなかったと思うけど、基礎とはいえ、個人的にはもう少し具体的なCSRコミュニケーションの話を知りたかったです。藤井さんや川北さんの例(?)を紹介するという立ち位置のわかりにくい記述もあって、理解の難しい箇所が…。

ステークホルダー・エンゲージメント、CSRコミュニケーションの基礎を学びたいというCSR担当者や、CSR報告書やCSRウェブコンテンツの制作担当者などにオススメの書籍だと感じました。

広報コミュニケーション基礎

目次
はじめに「未来を創る広報」とは
第1章 デジタル時代の「広報パーソン」とは
第2章 デジタル時代に問われる広報コミュニケーション―「情報集約社会」へ―
第3章 コーポレート・コミュニケーション
第4章 広報戦略の立案
第5章 ICT の活用とコミュニケーションデザイン
第6章 マーケティング・コミュニケーション(マーケティングPR)
第7章 インターナル・コミュニケーション
第8章 CSR と地域社会への広報活動
第9章 成功するIR 活動
第10章 グローバル広報
第11章 電子自治体・行政広報の要点と実務
第12章 危機管理広報(対応とリスク管理)
第13章 広報効果と効果測定
第14章 インターネット広報とオウンドメディアの活用
第15章 メディア・リレーションズ
第16章 広報業務にかかわる法務



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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]