すべてのCSR担当にオススメな本「投資家と企業のためのESG読本」(足達英一郎)

ESG本

ESGとは何か

いやー久しぶりに良いCSR関連本に出会いました。今回の読書メモは「投資家と企業のためのESG読本」(足達英一郎ほか、日経BP社)です。

2016年の最新情報もたくさん盛り込まれており、2017〜2018年のESG界隈を知るためにも良書と言えるでしょう。また、非常にわかりやすく書かれており、CSR担当者でも理解できる投資サイドの話も多く、非常に勉強になりました。

後半では「ESGを理解するためのトピックス40」というキーワード解説の章となっていて、これがまた理解促進につながります。もちろん、すべてESG文脈だけではなくCSR文脈でも語られていることなので、CSR担当者でも知っておくべきトピックスです。

ちなみに、国内の課題というよりはグローバルイシューが中心です。世界のここ数年の動向を振り返るにはちょうどよいでしょう。

モヤモヤしたのはアナリストの方の本らしく、例えば「ESGとCSRの差は何?」というタイトルの章でありながら、確定的で明確な差を提示できてない、というような話がありました。ワンフレーズでの決め打ちがなかったというか。そこだけ残念でした。

本書に書かれているように、このカテゴリーは、学者の数だけ、コンサルタントの数だけ、企業の担当者の数だけ、解釈や定義が存在するめっちゃややこしい領域なので、国際的な定義できちんと提示してほしかったですね。足達先生はISO26000に構築から関わった専門家でもあるのにね。

とはいえ、その他の点でいえば、まさにCSR担当者がIR的視点を学ぶのに非常に優秀な書籍だと感じました。個人的にも学びが多かったし、2016年で最も役に立った書籍の1冊となりました。

投資家と企業のためのESG読本

なぜ今、ESG(環境・社会・ガバナンス)なのか。投資家、運用機関、CSR部、IR部はいかに対応すべきか。ESGに最前線で向き合ってきたアナリストが、その成り立ちと最新動向を徹底解説!ESGのすべてがわかる。


価値向上のための情報開示は、私たちにご相談ください。


CSR/サステナビリティ情報開示を専門とし、経営戦略にまで踏み込んだコンサルティング型の支援を行なっています。成果にこだわる情報開示をお望みの方、情報開示のコストの削減/効率化を目指す方、是非「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。また、CSR支援会社様の業務パートナーとしてのご相談もお待ちしています。

安藤光展(CSRコンサルタント)プロフィール
情報開示の第三者評価
研修/講演依頼

CSR/サステナビリティに関する勉強会を主宰しています。これからCSR推進活動をする初級担当者、他社担当者と情報交換したい方、組織のCSR評価を一段階上げたい方、などにおすすめです。

日本最大級のCSR担当者コミュニティ「サスネット」