|カテゴリ:CSRランキング/CSR格付け , メディア/コンテンツ

CSRサイトとセットでナンボな「IRサイトランキング」(2016)

CSRサイト

IRサイトとCSRサイト

ディスクロージャーは重要。そんなのはわかってる。でもどうやったらその活動が評価につながるか、というのがわからないという企業が多いのでしょう。

「Gomez IRサイトランキング」は、上場企業がインターネット上で株主・投資家向け広報活動(以下、IR)を行うためのウェブサイトの使いやすさや情報の充実度を評価することを目的として実施されています。
「Gomez IRサイトランキング」では、IR情報を財務・決算情報や決算説明会に関するコンテンツのみならず、経営戦略、コーポレートガバナンス、環境や社会に対する活動、そして各種リリースなど、経営にかかわるすべての情報を包含する広義の概念としてとらえます。
いわゆる「株主・投資家情報サイト」に加え、会社情報に関するサイト、CSR(企業の社会的責任)に関するサイトなども調査の対象としています。
http://www.gomez.co.jp/ranking/ir/method.html より抜粋

僕はこのトレンドがメインストリームになると予想してます。つまり、今後はIRサイトとCSRサイトがセットで評価される時代なんだと。IRサイトだけ充実、CSRサイトだけ充実、ではなく、上場企業はIRもCSRも充実させてこそ、ステークホルダーや評価機関の評価を獲得できるのだと。

というわけで本記事では「Gomez IRサイトランキング」のCSRにも関わるカテゴリーの紹介をさせていただきます。

企業・経営情報の充実度

企業や経営に関する情報量を評価するカテゴリです。会社情報、経営戦略、コーポレートガバナンスやCSRなど、企業に関する定性的な情報の充実度を総合的に評価します。

1、ソフトバンクグループ
2、オリエンタルランド
3、KDDI
4、損保ジャパン日本興亜ホールディングス
5、昭和電工
6、コニカミノルタ
7、曙ブレーキ工業
8、カプコン
9、ナブテスコ
10、ファーストリテイリング
11、三菱商事
12、LIXILグループ
13、第一生命保険
14、日本電気
15、ソニーフィナンシャルホールディングス
16、ニコン
16、野村不動産ホールディングス
18、三菱重工業
19、日立製作所
20、みずほフィナンシャルグループ

(「IRサイトランキング 企業・経営情報の充実度」より引用)

雑感

定性的情報の充実度というだけあって、CSR評価の高い企業がIRサイトランキングでも上位にランクインされていますね。

ちなみに1位のソフトバンクのアニュアルレポートでは、CSRという見出しで1ページ見開きのみ掲載があります。「経営管理セクション」ではコンプラ、ガバナンスの記述もあるのですが、さすがに情報量は少ないかな。

「企業・IR」というウェブカテゴリーにCSRサイトがあるので1位ということなのかもしれませんが、ESGディスクロージャーで国内トップな内容かというと……どうでしょうか。社会貢献活動も積極的に行っているので、もっとうまい開示ができれば、CSR評価(ESG投資評価)も上がりそうな気がしますけどね。

僕はIRは専門ではありませんので、上記企業のサイトを見て、CSR的視点で色々勉強させていただきます。

まとめ

最近思うのですが、上場企業のCSR活動のモチベーション(ドライバー)って、IRなんだというのが正直なところだと感じています。なんだかんだでお金の流れがすごく大きいし、上場企業にとって投資家はかなり重要なステークホルダーですよね。

CSR担当者は社長がCSRを理解してくれないと言われる方が多いですが、IR部門と連携してCSRの情報開示のメリットを伝えれば、最低限の予算や人材配置があるんじゃないか、と思ってます。うまくいっている企業はIRとCSR部門の情報開示の連携がうまいもんね。

というわけで、上場企業3,600社のCSR担当の方は、IR情報とCSR情報の開示をうまくミックスさせて、ステークホルダー評価の向上を目指しましょう!

関連記事
IR界隈でCSR/ESGが注目され始めている件
統合報告書/IIRCに関する意識調査2事例(2016)
CSRとIRとPRの融合で実現するコーポレートコミュニケーションの未来



執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]