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コーズマーケティングも社会貢献も!? 無印良品/良品計画のCSR「100の良いこと」

CSR無印良品

無印良品/良品計画のCSR

先日以下のようなツイートを見つけ、なぜかムダにテンションが上がりましたので、プログラムの紹介をします。

いわゆる「コーズマーケティング」的なプログラムですね。10万個売れても、150万円くらいの寄付にしかならないのかぁ。四の五の言わずそのまま150万円をNPOに寄付して、通常のマーケティング・プロモーションで商品売ったほうが、トータルで成果(利益)になりそうですけどね。

というわけで、無印良品(良品計画)のCSR活動である「100の良いこと」のご紹介を。

無印のCSR

無印良品は、その商品やサービスを通して生活を簡素に美しく整えることにより、社会全体や地球人としての課題の解決を目指してきました。無印良品誕生から30年あまりたった現在、私たちはその想いをさらに発展させ、世界の人々に「感じ良いくらし」を提案していきます。
「無印良品は、商いを通すことで、人々が喜び、そして美を伝播することができる。」田中一光
この価値観のもと、社員ひとりひとりがそれぞれの立場で実践している生活者の役に立つこと、社会の役に立つこと、たくさん(=100)の取り組みを集めた「100の良いこと」の事例を紹介します。
100の良いこと

「ムダをなくす」、「天然資源の保全」、「安心・安全」、「絆を大切にする」、「温暖化への配慮」の5カテゴリーで、実施プログラムの紹介をしています。1つ1つのコンテンツ紹介はかなりシンプルです。

NPOとの協業や、イニシアティブへの署名、清掃活動、リサイクル、などなど。海外の店舗も多いし、グローバルなCSR情報開示のカテゴリーにまとめたほうが、IR的にもいいような気がするけどね。ESG投資とか、まさに引っ張ってこれそうじゃん。

無印良品ブランド

無印良品ブランドを運営する良品計画のCSR評価って、いうほど高いイメージがないですね。と思って「東洋経済CSRランキング2015」を確認したら、一昨年・去年と「400位前半」でした。良くもなく悪くもなくというポジションですが、点数配分をみると「環境」領域がヒドいありさまで…。

環境活動的な魅せ方はうまいけど、CSR実務があまり体系的にできていない、ということでしょうか。社会貢献活動は様々な取組みを継続的にしているだけに残念ですね。もったいない。

で、最近のBtoCのトレンドなのですが「CSRをCSRという単語を使わず説明する」という点はかなり実行していますね。先月、大手BtoC(上場企業)のヒアリングを何社かしたのですが、そこの企業もできるだけ「CSR」という単語を使わないで説明したいって言っていて、確かにそれはありだなと。

それにしても、CSR報告書をなぜ堅くなに作らないのか。予算(人的リソース)がないのか、トップのコミットがないのか、それとも…。「トップ対談」とか、すごくアツいメッセージだし、ちゃんとした制作会社使えば、けっこう良い報告書できそうだけどね。情報開示量が少ないのでCSR評価が上がらないパターンでしょう。もったいない。

グローバルコンパクトにも署名しているし「10原則」くらいドーンと開示できているといいのにな。第三者からするとまったく何が起きているのか判断できません。

まとめ

大学生から無印ファンなので、ユーザーになって15年以上たちます。

無印良品ファンなだけに、CSRコンサルタントとしてより、1人のユーザーとしてこの会社だけは見てしまうのですが、社会貢献だけではなく、CSR実務も積極的に取り組んでいただきたいです。そして、もっと外部CSR評価を上げて、世界の誇るブランドとして成長していってもらいたい。

今回は「100の良いこと」という社会貢献プログラムを紹介しましたが、引き続き、無印良品をウォッチしていきたいと思います。

(はー、良品計画から見て、僕みたいなユーザーいやだろうな。うるさいわりにはたいして売上に貢献しないし。)

(はー、でも好きなブランドだからちゃんと応援しようっと。)



執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]

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