独立記念日–11年目の覚悟と抱負

節目となる独立記念日

今日8月27日は、私の独立記念日です。2008年8月27日(26歳)に独立して今日で丸10年(11年目)となりました。

今までの個人的な感想と、起業とサステナブルなビジネスモデルについて少しまとめます。当ブログの読者はCSR/サステナビリティに興味がある方だと思うので、起業ネタとなる記事に興味がない方はページを閉じていただいて結構です。

さて、26歳の時に独立して今36歳なのですが、今思えば激動の10年でした。お客様やメンターを含めて色々な方に助けられ今があるように思います。

独立した翌々週にはリーマンショック(2008年9月15日)があり、見込み客がゼロになったところからスタートしました。しかも、サラリーマンを3年半程度しかしていませんし、専門性もノウハウも皆無です。本当にこれからどうするのと、散々悩みました。結果、ピボット(事業転換)しながらも2009年から本格的なCSR支援事業を始めることになりました。

支援と言ってもCSRなんて何もわかってない所から始まったので、20代後半の数年間はいわゆる“黒歴史”でしかありません…。その頃に支援させていただいた企業様には今でも頭が上がりません…。

ビジネスの成功は運だけなのか

そんなスタートから今でも辛うじて生き残っているのは運が良かったとしか言いようがないです。

色々な統計がありますが、個人・法人問わず「10年後生存率は5%以下」とも言われています。さらに、生き残っていても、鳴かず飛ばずでギリギリな人や、事実上の倒産状態にある法人もたくさんありますので、自分のビジネスをサステナブルに行なっている人たちはさらに低い数字になるでしょう。

ということで、まずはビジネスパーソンのトップ5%へ。これでも私も一人前になれたのでしょうか。アメリカでは2020年でフリーランス人口が50%になる、なんて調査もありますが、日本でも独立する人は増えるだろうし、今後、この「10年で5%以下」がどの程度変化するのか楽しみです。

最終的には、目の前のビジネスモデルがうまくいくかどうかなんて、本人を含めて誰にもわからないのです。というか、数字にもあるとおり、すべてのビジネスモデルはいつか終わりを迎えます。それが早いか遅いかの差だけです。だとすれば、ビジネスとはなにかというと「企業理念/ミッションの達成」をすることであり、ビジネスモデルの数多くある手法の一つであり、レジリエンス(柔軟)に対応していけばいいと考えます。

生物であれビジネスモデルであれ、一定時間が経過したら順番に死んでいくんです。だからこそ、サステナブルな存在になるには、社会の変化に合わせて自身のビジネスモデルを変化させられるレジリエンスの考え方が重要なのです。

“ビジネスの答えはひとつではない”という答え」を知っているかどうか。これが自身の生死を分ける考え方なのかもしれません。ビジネスモデルはサステナブルな存在になれなくても、企業としてサステナブルな存在になり、常にステークホルダーや社会に必要とされる存在になることが必要なのです。このあたりに気づくとはじめてサステナブルな存在になれる気がします。

今後の展開

今ではおかげさまで、CSR/サステナビリティ業界内ではボチボチ名前も知ってもらえてきたと感じています。ここまで来るのに10年かかってしまいました。さて、今までの10年はもう過ぎたことなのでいいとして、次の10年で何をやるかですよね。

コンサルタントは本を書いてナンボ、みたいなことを言う人もいますが、私もそれには同感です。アカデミアの人間ではないので、調査をし論文を書くという慣習がないのですが、その代わりになるのが書籍なのかもしれません。ただ、随分前から出版不況なんて言われており、出版社も以前よりも“売れる人”を選んでいる印象もあります。企画書を持ち込んだところで“売れる”が通じないこの領域なので、出版の難易度は上がっているように感じます。

とはいえ、2016年に「CSRデジタルコミュニケーション入門」という書籍を出版して以降、いくつかのプロジェクトで出版に向けた準備はしてきました。詳細はまだお伝えできませんが、今は「実践を重視したCSR」に関する調査をしており、そちらを共著ですが2019年春を目処に出版予定となっています。ありそうでなかった新しいCSRのコンセプトを発表します。

今後の10年もCSR/サステナビリティ領域(ESG/SDGs/CSVなど)のコンサルティングを引き続き行なっていきますが、この領域は、従来のCSR報告書制作会社や、監査法人、IR支援企業なども参入が増えており、ここ数年で完全なレッドオーシャンです。CSR報告書制作はすでにレッドオーシャンです。報告書発行企業が2,000社ないだろうという世界で、制作できます!という会社はそれ以上いますので…。完全にパイの奪い合いです。2020年越えれば、事実上倒産する(事業撤退)するところも出てくるでしょう。

その中で唯一無二のサービス展開やオリジナリティのあるコンサルティング(当然成果は出す)をどう打ち出すべきか。これは、正直まだ見えてません。今の日本の大手企業に足りないのは「現状分析(第三者評価)」であることは間違いないので、この領域は引き続き強化し支援していきます。

そのほかには、コミュニティ作りでしょうか。この4月から「CSR企業評価研究会」という勉強会を主宰していますが、こちらは登録者が30名を超えています。ゆくゆくは50名・100名と増やしたいと思うのと、意識が高く行動力があるメンバーには相当お得な特典を追加しようとも考えています。

何かやるなら今この瞬間、何かを辞めるなら今この瞬間。

すべてのできごとは“今”からはじまります。過去でさえ、その時の“今”の連続です。「今でしょ!」が流行語にもなりましたが、今この瞬間に行動できる人はやっぱり強いです。今が人生で一番若い時。今じゃなくていつやるの?というわけで、試行錯誤を繰り返しながら、毎日を過ごしている今日この頃です。

最近の業務内容等は「プロフィール」のページにまとめてますので、こちらも合わせてお読みいただけるとありがたいです!

さいごに

今までの10年で様々なお客様に価値提供できたと思っていますが(実際できてはいる)、今後の10年はさらにパワーアップした課題解決および価値提供をすべく、自身の成長もさらに加速せていきますし、新たなCSR/サステナビリティ経営の研究、新たなビジネスを展開していきます。

私個人のミッションである「日本のCSRをアップデートする」を達成するための、基礎をこの10年で作れたと思います。まだ何も成し遂げられていませんがそれでも方向性はだいぶ明確になってきています。次の10年、いや12年で2030年のSDGs達成年となります。2030年はまだギリギリ40代で現場の最前線にいます。企業の外からSDGs達成に向けた強力なバックアップをできる存在になりたいです。いや、変革の中心でCSRを叫びます!

あなたが見たいと思う社会変革に、あなた自身がなりなさい。」これはマハトマガンジーの金言です。変革を他責にしてはならないと、自身に言い聞かせています。

過去と他人は変えられないが自分と未来は変えられる。まずは、10年前に一歩踏み出したように、これからも自分を変え続けます。

今後はより大きな価値提供をするためにさらに邁進します。次の10年も、皆様、ご贔屓によろしくお願いいたします。

CSRコンサルタント
安藤光展


csr

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