社会的責任を果たすためのカード

カードの運用を通じて社会貢献活動をするのは、いわゆる「本業でCSR」につながるのかなと思います。

今回は、カード会社のCSR事例を紹介します。

カード発行企業がCSR活動として寄付やら何やらするよりは、カードそのものを活用した社会貢献プログラムのほうがオリジナリティも出るしいいですよね。

また、多くのビジネスパーソンがどこかしらのクレジット・カードを使っていると思いますが、社会的責任という観点から、個人としても消費活動を通じ関われるものです。

日々の消費で個人も企業も社会的責任を果たしていく。仕組みとしては素晴らしい取組みですね。

社会的責任を果たすためのカード13選

ウルトラマンJCB GOLD CARD(オリコ)
ご当地WAON(イオン)
ご当地デザインQUOカード(クオカード)
アトムカード(セディナ)
ビアソカード くまモンデザイン(三菱UFJニコス)

JACCS CARD link(ジャックス)
ポケモンデザインTカード(Tポイントジャパン)
ユニセフVISAカード(三井住友VISAカード)
WWFカード(UCカード)
メイク・ア・ウィッシュカード(ライフカード)

日本白血病研究基金カードセゾン(セゾンカード)
地球にやさしいカード(セディナ)
やいまカード(OCS)

雑感

この他、カード利用によるポイント寄付については、今回は省きました。大手のクレジットカード会社やポイントサービスであれば、大抵の所はポイントを寄付できる仕組みや、カードそのものが社会貢献的なものなどがほとんどの場合、準備されていると思います。

むしろ、そういった仕組みがそもそもない会社なんて日本社会に必要なんですか?レベルなのかもしれません。カードやポイントは競合も色々あるし、上記のサービスやカード会社に乗り換えるのも一つのポイントかもしれません。それも個人の社会的責任でしょう。

ちなみに、1つの会社で複数の社会貢献カードを運用しているところもあります。詳しくはウェブサイトで確認して下さい。

僕は、CSRにおける社会的責任とは、マーケティング的な側面よりも、社会的必要性(ニーズ)に応えること、つまり顧客やステークホルダーとの関係作りが重要だと思っています。ISO26000でも「消費者教育」みたいな項目がありますが、企業の社会的責任として行動するのはもちろん、カード利用を通じ、消費者教育しながら社会課題の解決などに取組むべきなのかなと。

カード会社のCSRにおける「消費者課題」ってこういう方向で取り組むのもいいのかもしれません。

寄付における心理学的なオピニオンは、『寄付のススメ…実は「幸福」と「控除」のどちらも得られる~マネーハック心理学24』という記事が参考になりました。

まとめ

CSRの社会的責任は、ステークホルダーの生活を無視することができません。

日本企業も社会的責任を果たすべく、社会的責任の所在や定義を明文化し、その目的や活動の課題や必要性を説くべきでしょう。

今回はカード会社の社会的責任事例の紹介ですが、どの企業も顧客やステークホルダーを中心とした中で、どれだけの社会的インパクトが出せるかをしっかり考え実践していくべきでしょう。

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