あなたは飲食店に何を望んでいますか?

料理、お酒、雰囲気、立地、店員、接客など、様々な要素が複数あると思います。

飲食店を立ち上げては潰してきた僕の、飲食店マーケティング論を聞きたい人はいない(笑)と思いますが、今回は、飲食店のあり方とCSRの関係を少し考えてみます。

今回の飲食店経営という例を参考に、あなたのコミュニティへの関与の参考になればと思います。

飲食店の切り札的CSRは何か

飲食店は実店舗ということで、ISO26000でいうところの、「コミュニティへの参画」というCSR活動もあると考えています。

店舗を構える地域への貢献・関わりを積極的にしていくことでPRにもなります。結局、飲食店は“口コミ”を介した、人間関係図の中のコミュニティで成り立っていると思うのです。

そのコミュニティの括りは様々ですが、「音楽好き」「豚肉好き」「ノリのいい仲間」「ご近所(個人・企業)」などかな。近かったり、遠かったりするコミュニティがとても重要。

これは、飲食店を2店立ち上げ、2店とも潰してしまった僕の経験です。結局、ご新規のお客様もコミュニティの人である場合がほとんどなのです。

実店舗は物理的な距離もあります。よほどの有名店でなければ、何百キロも離れた店に来はしませんね。飲食店・アパレル・コンビニなどの実店舗は立地ビジネスと言われる所以です。

CSRは人々や物事と、自分たちの関係性に関与していくこと。「コミュニティへの参画」とは、ビジネスそのものでもあり、ある種の社会貢献にもなっていくのでは、と。

課題解決アイディア

それでは、飲食店のCSR活動(「コミュニティへの参画」)の具体的なアイディアをいくつか。

視点は運営側の視点ですが、逆に言えば、消費者として、オーナーが知り合いのお店などへのアドバイスという所です。いわゆるチェーン店は難しいと思いますが…。

・ポスター、チラシのデザインは、コミュニティ要素を多く入れる。
・そのコミュニティ(音楽系なら、音楽系NPOを支援するなど)に深く関与する。
・イベントをする。(該当コミュニティの人対象のキャンペーン)
・店舗WebサイトにCSRページを設ける。
・町内会のイベントに顔を出す。

まとめ

食は、人間の三大欲求の一つ。誰もが避けて通ることはできない、ライフスタイルの一つです。

その関わり方は、千差万別で構いませんが、時間がある時に、ゆっくり自分の食環境と飲食店の関わり方は考えてみたいものです。

飲食店に行く頻度はさておき、あなたは、どんな基準で、今度食事をしにいくお店を選んでいますか?

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