従業員視点のCSRランキング? 「働きがいのある会社ランキング」(2013)

働きがいのある会社ランキング2013

Great Place to Workが、第3回「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキングを発表しました。

アメリカでは、この「働きがいのある会社」リストに名を連ねることが、「一流企業の証」と受け止められているそうで、従業員視点からみたCSRランキングの様相を呈しているっぽいです。

もともと、CSRランキングの類いはなぜか、幅広い「環境活動」をしていなければランキング上位にいけないというような仕組みになっている方法論を採用するものが多く、従業員視点で企業価値を計るランキングってそこまで多くないんですよね。

「働きがい」のある職場を実現することは、企業や組織にとってさまざまな効果を生み出します。これまで、Great Place to Work(R)の調査によって「働きがいがある会社」として認められた企業では、次のような効果がありました。

・より質の高い人材を確保できる
・優秀な人材の転職率が低下する
・顧客満足度が向上する
・企業の変革、創造性、リスク抑制の促進
・生産性と収益が向上する

Great Place to Work(R)の「働きがい」に関する調査を実施すると、「働きがい」のある職場を実現するために何が必要かを明確にすることができ、また社員や組織に属している人たちが何を求めているかを知ることができます。
調査を行う意義

このランキングは上記のような目的があるようで。

「CSRは経営そのものである」と僕は常々言っておりますが、担当者や従業員の間では、経営結果云々より、こういう「働きがいがある」みたいなほうが、現場的なCSRとして成り立つのかなと感じております。

働きがいのある会社ランキング2013

グローバル企業ランキング

1、Google (情報技術 インターネットサービスプロバイダー)
2、SAS Institute  (情報技術 ソフトウェア)
3、Netapp  (情報技術 ストレージ データ管理)
4、Microsoft (情報技術 ソフトウェア)
5、W. L. Gore & Associates  (製造業 化学)
6、Kimberly Clark (製造業 家庭用消費財)
7、Marriott  (ホスピタリティ ホテル/リゾート)
8、Diageo  (製造・生産 食料品、飲料)
9、National Instruments  (製造・生産 エレクトロニクス)
10、Cisco (情報技術)

日本のランキング(従業員250人以上)

1、グーグル
2、日本マイクロソフト
3、Plan・Do・See
4、ワークスアプリケーションズ
5、サイバーエージェント
6、アメリカン・エキスプレス
7、ザ・リッツ・カールトン東京
8、トレンドマイクロ
9、三幸グループ
10、ディスコ

日本のランキング(従業員25〜249人)

1、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン
2、VOYAGE GROUP
3、トリプルグッド税理士法人
4、安藤嘉助商店
5、ネットアップ
6、不動産SHOPナカジツ
7、ノアインドアステージ
8、FCEグループ
9、フォンテラジャパン
10、ベーシック

※「働きがいのある会社ランキング2013」より引用

評判が企業のリクルーティングに影響する

人材関連サービス大手のAllegisグループと連携している媒体CRマガジンは、毎年発行している企業のレピュテーション調査から「アメリカ人の69%は、たとえ失業していても、悪評高い企業の仕事を拒む」ことが明らかになったと発表した。CRマガジンのCEO、エリオット・クラークは、「今年度の結果は、優れた才能をもつ人材を採用し離職させないためには、ポジティブな企業の評判がいかに重要かを示している。私たちの毎年の分析は、この感覚が年々強くなっていることを示している」と語っている。
「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキング2013

CRマガジンでは、100 Best Corporate Citizens Ranking(企業市民ランキング・ベスト100)の調査・発表を行っており、同社は世界最大のCR(企業の責任)フォーラムであるCommit!Forumを開催、情報誌を発行しています。

CSR推進企業がリクルーティングに影響する、このことは日本でもある程度認知が進んできているとは思いますが、ここまでズバっと言われてしまうと、説得力あるというか、やらなきゃ的な企業も増えるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

企業の一番身近なステークホルダーである従業員や、これから一緒に働く従業員へ配慮することは、いわゆるCSRの中でも重要なポイントの一つです。

CSRというと、環境活動やコンプライアンス、コーポレート・ガバナンスなどを思い浮かべる人が間違っているとは言いません。

しかし、自社の従業員に配慮ができない企業が、人様の支援を行うのは時に滑稽に見られます。

環境活動をするだけがCSRではない。そんな視点も、このランキングから学べればと思います。

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