“意識高い系”な消費者が急増中! CSR活動をポジティブと感じる95%の消費者とは

CSRコミュニケーション

驚くべき消費者のCSRへの関心

日本ではCSRに関心がある層はまだまだ9割とはいきませんが、
さすがアメリカではCSR活動をポジティブと感じる95%という数字があるそうです。

このあたりの資料は、世界の事例として、
企画書等のエビデンスとして良いと思います。

CSRを評価する実態

世界的なマーケティング会社である、CONE Communicationsがボストンで行った調査、
「CSR Social Score」で、
消費者は企業が明確な社会的影響を与えている点を、
大いに評価していることが明らかになりました。

企業がCSRに取り組むにあたり、
95%の消費者がポジティブなイメージを抱き、
94%がより企業に信頼を置けると感じ、
93%はその企業をひいきにしようと考えるというのです。

さらに、サービスや製品が同等の質であったら、
91%はより良い理念を掲げる企業を支持すると答えています。

この結果から、CSRへの取り組みは企業間の競争では優位に働いていることが明らかですね。
また、実際に入る店や、購入する商品を決定する際にも企業の姿勢が影響を与えています。

というのも、
87%の消費者がそれを考慮しているというのです。

さらには、
85%はサービスや商品を人に勧める際にも考えているといいます。

正直この消費者の関心の高さには驚きました。
世界にとって、社会への責任を果たす企業が支持を集めることは
よい傾向であることは間違いありません。

しかし注意しなくてはならないのは“いい活動”をしていると
消費者に認識されなくてはいけなということです。

CSRコミュニケーションの重要性

自社のCSR活動、アピールできてますか?

CSR Rep Trak 100」の調査結果では、
15の大経済圏の消費者のうち、たった35%しか、
企業は環境保護や良い要因となれていると認識されていませんでした。

また今もなお4%の消費者は企業を、良い企業市民として見なしていないし、
60%の人々は確信は持てないと答えているようです。

Rep Trakの100の企業のうち、
6つの企業しか良い企業という評価を得ていません。

ボストン大学のフィリップ・マーベス教授は、
「企業はもっとシチズンシップやガバナンスや職場での活動をオープンにし、
もしもCSR活動への投資の価値を見出したいと思うのであれば、
より洗練されたコミュニケーションを図るべきだし、
評判をきちんと扱うことが必要である」
としています。

消費者目線のPRを!

数字からも明らかであるように、社会がCSRに関心を持っているのに、
その活動が知られていないというのはあまりにもったいない!

意図して情報を企業のWEBサイトなどにとりにいかなくては、
どんな取り組みをしているのかはわかりません。

消費者の意識がたかまっているとはいえ、その分野によほど強く関心のある一部の層を除いて、
多くの消費者にとって大きな労力であるように思います。
CSR事例のキュレーション媒体がもっと増えればいいのになあ、と個人的には思います。

また先日まで開催されていた「未来を変えるデザイン展」のような、
スマートにCSR、社会貢献活動がPRできるイベントや企画展などもいいですね。

ウェブサイトを調べるよりもエネルギーが必要なのは明らかですが、
わざわざ足を運んでまで見たい、というようなPULL要素の強いものは、
大きなインパクトを与えられるのではないでしょうか。

ぜひ以下の記事も参考にしていいただき、
コミュニケーション・プランニングのヒントにしていただければ幸いです。

参考記事
CSRコミュニケーションは全滅状態?消費者の“86%”という事実
グリーンウォッシュを防止せよ!CSRコミュニケーションの次の一手は”価値訴求”?
CSRは利益連動している!CSR関連調査「Profits&CSR Closely Linked – Report」

執筆:大久保咲希(TABLE FOR TWO津田塾支部代表)
津田塾大学2年。ソーシャルビジネス、BOPビジネスなど持続可能かつ一方的ではない国際協力について勉強中。 Twitter

Image by PHOTOPIN



■ 募集中のセミナー/イベント ■
・国内最大級のCSR実務担当者限定の勉強会・交流会コミュニティ「サステナビリティ・トレンド・ネットワーク」(10/23)

■ 積極募集中■
csr csr