シフト→チェンジ

社会変革に対して、
僕の見解も少し紹介させていただいたので、
ブログでもご紹介します。

少々、乱暴な論調もありますが、
例え話ということも踏まえて読んでいただきたいです。

社会問題のパラドクス

例えば、最近、
地球の人口が70億人を突破したというニュースが話題になった。
そこで、人口70億という数字が一つの社会問題として挙げられる。

「人口が増え過ぎだから、途上国は一人っ子政策をしよう!」
という動きもないことはないようだが、
日本においては、世界の人口がどれだけ増えようが、
「人口純減」の社会となり、それが社会問題となっている。

人口減少はすべての社会問題に通じる、
という人がいるほど、多くの事柄に影響するのが人口なのです。

つまり、日本では基本「人口増やそう!」だが、
世界で言えば、「いや、増えない方が全体としていいのでは?」
ということになる。
(ざっくりなので、詳細は言及しない)

一方では、社会問題の解決方法が「増やす」で、
また一方では、「今のまま、もしくは、減る」が解決方法だったりする。
【人口問題】と一言で言いますが、
見方・ポジションによって、その解決方法すら異なる。

部分最適が、全体最適か。
極論、こんなパラドクスもあるのが、社会問題なのです。

チェンジはできないけれど、シフトはできる。

僕は社会問題は基本的に解決できないのでは、と思っています。
問題解決にはパラドクスも多く、非常に困難な作業であります。

もちろん、適切なアクションをすることで、
問題の緩和はできると思います。

加えて、最近思うのは、
「チェンジはできないけれど、シフトはできる。」ということ。

世界を変えることはできないが、
自分の理想とする社会へ移行することはできる。
ワールドシフトの考え方です。

生活を一変させることはできないが、
消費行動などで、自分のまわりのエコシステムを移行できる。
スペンドシフトの考え方です。

自分の幸せを追うのではなく、
人の幸せを追う、つまり、自分の存在意義を追い求める。
バリューシフトの考え方です。

今を全否定し、革命を起こすのではなく、
今もいいけど、もっと良い社会にしたいよねって、
シフトして行く生き方もアリなのではないでしょうか。

参照:クリエイティブな社会貢献とは何か?「もちかえる展覧会トークイベント」レポート