世界的な消費者の関心がCSRを導く?企業ブランド課題「Ingredient Transparency」

CSR関心

世界的な消費者の関心がCSRを導くのか?

あなたは食品の成分表示をしっかりと見てますか?
Consumers Rank Ingredient Transparency Among Most Important Issues For Brands
というレポートを読んだのでまとめを。

Ingredient Transparencyとは、成分の透明性とでも訳すのでしょうか。
偽装されていたら元も子もないですが、最近ではよく見られてますよという話しです。

消費者が求めるブランドの姿勢

成分の透明性。

これこそ、世界の消費者が日用品や化粧品、
宅配食材を購入する際の判断材料としてトップに挙げている価値感であり関心事です。

開発国84%、先進国88%を含む世界の86%、
10人中9人に近い人たちが自社製品やサービス提供と同じように、
企業が取り組む課題として極めて重要であるとの意識を持っていることが判ったのです。

しかし一方で、日常的に購入前に成分表示を確認している消費者は、
全体のわずか57%であり、関心と行動のギャップが明らかにもなった、とのこと。

持続可能な消費のために、世界の消費者が企業に求める2つのことは、

1、その製品がどのような原料・材料で出来ているのか知る権利がある
2、企業がその製品に対しての効果性と安全性の両方を確立すること

レポートの発行元であるイノベーションコンサルテンシー・BBMCの、
Raphael Bemporad氏は、消費者の関心は、
(製品が)自分たちの身体にどのような作用があるのか、
ということを示していると調査結果からコメントしています。

カテゴリー別 消費者の関心度ランク

下記は実際に世界の消費者が多種多様な製品カテゴリーにおいて、
どれくらいの割合で何に対し意識を持っているのか?というデータ。

調査はブラジル・中国・インド・ドイツ・イギリス・アメリカの、
6224名の消費者を対象にオンラインで実施されたアンケート結果です。

1、食品・飲料分野においての関心度
成分の透明性 : 新興市場86%、先進国市場78%
非遺伝子組換え作物 : 新興市場78%、先進国市場52%
ナチュラル成分 : 新興市場72%、先進国市場88%

2、化粧品、パーソナルケアにおいての関心度
成分の透明性 : 先進国市場88%、新興市場76%
化学物質や毒素 : 先進国市場91%、新興市場82%

3、家庭用品においての関心度
成分の透明性 : 先進国市場87%、新興市場77% 全体82%
化学物質や毒素の含有性 : 先進国市場89%、新興国市場81% 全体85%

4、収納家具・ターナー
製造原料の表示 : 先進国市場で65%、新興国市場で49% 全体の57%の消費者

まとめ

いかがだったでしょうか?

雑感として、企業は社会に存在する組織であり、社会を構成する一員であり、
社会の存在なくして企業は存在することはできなくて、
行き着くところは人と人の間でなりたつような、
持続可能な響く魅力を発信し消費者と共有することかなぁと思いました。

[Consumers Rank Ingredient Transparency Among Most Important Issues For Brands]

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執筆者:藤野 秀樹 (フリーライター/(有)イエロージャム代表取締役)



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