広告のシフト

あなたの会社のCSRコンテンツは、広げる価値のあるものですか?

今回は、久しぶりに「ズキュン」ときた記事から、
広告の価値についての、胸に突き刺さるような名言をご紹介します。

CSRコミュニケーションのテクニック的な考察を、
当ブログでよくしてますが、
もうちょっと、CSR広告の本質的な部分の話しです。

広告はシフトできるのか?

漢文で、「レ点」というのがあるんだけど、僕は「広告」にレ点を打ちたい。「広く告げる」から、「告げて、広げる」。伝える価値あるものが広がる、ということになっていかないといけない。それを仕組み的にもつくるべきだと考えている。

広告屋が、ふるまいを変えることで、広告を価値のあるもの、続くものにできるし、夢のあるものにできると僕は思っている。大事なのは、「やる」っていうこと。俺たち変わろうぜ、って言ったって信じられない。アクションからしか何も生まれない。俺も「やる」。
石川淳哉さんに聞く(後編)「ラブとパワー。」より)

この台詞を見た時、ズキュンってしました。

僕がツイートしたら、
「20お気に入り」くらいいきました。
(僕に取っては、滅多にないことです!)

やっぱり、いいものはいい。
まさに、「告げて、広げる」の瞬間でした。

社会をシフトさせる

「社会を変えようよ!」って人はすごくたくさんいる。
でも誰も本心から信じたりはしない。
実際「社会を変える」アクションをしているヤツをみんな信じる。

キレイごとを言うヤツがCoolなんじゃない、
キレイごとを実行するヤツがCoolなんだって、ね。

CSR活動を、
マス広告的な「広く告げる」からスタートしている人はうまくいかない。

まさに、価値ある行動を“今している”から、
「告げて、広げる」のかなぁ、と。

それを顕著に可視化するのがソーシャルメディアだったりするんだけどね。

世界を変えることはできないが、
自分の理想とする社会へ移行することはできる。
ワールドシフトの考え方です。

生活を一変させることはできないが、
消費行動などで、自分のまわりのエコシステムを移行できる。
スペンドシフトの考え方です。

自分だけの幸せを追うのではなく、
人の幸せも追う、つまり、自分の存在意義を追い求める。
バリューシフトの考え方です。

シフトすること。
これが「告げて、広げる」のスタートラインですよね。
CSRコンテンツ自体に価値がないといけないって前提ですけど。

参照:僕らはシフトはできる!「スペンドシフト、ワールドシフト、バリューシフト」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CSRコミュニケーションっていうと堅苦しいデザインが多いです。

でも実際、大なり小なり、心がシフトする瞬間って、
トンマナ(雰囲気)は関係なかったりしますよね。

CSRコミュニケーションは「広く告げる」でやるから、
偽善だとか売名だとか言われるのかもしれません。

もちろん、その道筋をデザインして促すのは重要ですけど、
価値あるものは自然と広がるのです。

「告げて、広げる」。
そんな価値を創るCSRコミュニケーションでありたいものです。

あなたの会社のCSRコミュニケーションは、
告げて、広がるほど、価値のあるものでしょうか?

一度見つめ直すのもよいかもしれませんね。