2012年のCSRも色々ありました。
僕は海外のCSR状況にはあまり詳しくないのですが、
色々思う所があり、メモとオピニオンを。
2012年も世界ではCSR推進で動いていたみたいです。
今回は証券取引所の話しをまとめてみました。
証券取引所のCSR報告義務化の動き
タイ
タイ証券取引所(the Stock Exchange of Thailand、SET)が
2012年6月末、タイ企業向けの社会的責任に関するガイドラインを発表したようです。
ISO26000やUNグローバル・コンパクト、GRIなどの
国際的なガイドラインを参照していきましょう、と。
タイ独自の経済思想も組み込まれているというのがユニーク。
日本もヨーロッパのマネではなく、
文化の文脈にあったCSRのガイドライン導入とかないかなぁ。
ルールが増えると大変なのはわかるんだけどねぇ…。
ブラジル・メキシコ
ブラジルの証券取引所(BM&FBOVESPA)は、
2012年1月上旬、同証券取引所に上場する企業に対し、
サステナビリティ報告書の発行の有無、およびその入手方法、
もしくは発行していないのであればその理由を開示することを求める提言を発表しました。
メキシコも追随しているようですね。
参照:Cetus & General Press CSR News
その他の国
ヨーロッパはもちろんのこと、カナダや中国、アジア諸国も、
証券取引所はCSRを推進する方向で進んでいるみたいです。
マレーシアなんかも色々動いたみたいですし。
2012年のタイ・ブラジル・メキシコの動きからすると、
他の国の主要証券取引所も同様の動きをするでしょうね。
追記
イタリアも色々動いているみたいでっす。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最新情報のすべてを入手できなかったので、
ちょっと追えていない国もありますが、
流石にCSRを逆走するような上場基準などはないようですね。
2010年にISO26000ができて、
IIRC(統合報告)の枠組みは今年には出来そうで、
世界各国の証券取引所はCSR報告の義務化の報告で動いていて、
ここ3年くらいでめちゃめちゃ世界は、
CSR推進の方向に動いているようです。
まぁ、田舎でこじんまりと「お父ちゃんお母ちゃん」で会社やるにしても、
CSRの考え方は重要なわけでありまして、
面倒でも、CSR反対でもなんでもいいんですが、
この流れは変えられないみたいです。
CSRの概念を知らないとか、損でしかないみたい。
経営者の職務怠慢だろうが、なんだろうが、
社会に必要とされない企業はいつかなくなっていくのかもね。
くわばらくわばら。