消費者のためになった広告コンクール2012

あなたは、企業広告を見て、泣きそうになったことありますか?

今回は、「消費者のためになった広告コンクール2012」の受賞作品から、
社会派広告(社会問題をテーマに扱い啓蒙する広告)をリストアップ。

ちょっと多くてびっくりしました。
そして、グッとくる広告もいくつもありました。

審査委員に広告関係者はおらず、
消費者としての目線が重要視されているにもかかわらずです。
広告関係者はクリエイティビティを重要視(当たり前)しますので。

ということで抜粋にはなりますが、
以下、ご紹介いたします。

新聞広告部門


2011年飲酒運転撲滅キャンペーン|キャンペーン
地域広告賞受賞。

被災地には、あなたの写真を求めている人がいます。|Google
銅賞受賞。これは、他の広告賞もいくつも受賞してますよね。

復興を進めるために、乗り越えなければならない“壁”がある。 |環境省
銀賞受賞。

他、多数。

雑誌広告部門


EDO時代の食生活に、ECOのヒントがありました。|味の素
金賞受賞。

ふるさと回帰支援シリーズ|認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
金賞受賞。

他、多数。

テレビ広告部門

社団法人日本脳卒中協会|ACジャパン
金賞受賞。

人権週間|北九州市
地域広告賞受賞。

他、多数。

ラジオ広告部門

子どもに質問編 |セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
銅賞受賞。

守ろう地球環境|日本放送
金賞受賞。

他、多数。

Webサイト部門


AQUA SOCIAL FES!!|トヨタマーケティングジャパン
金賞受賞。

など。

雑感

企業広告、いわゆる社会的課題をモチーフ(テーマ)とした広告が、
いくつも受賞しているのが興味深い所ですよね。

公共広告が消費者に社会への関わり方を提示するのは、
王道というか、ストレートな訴求なのでわかりやすいです。

そうではない、企業広告(商品の宣伝ではない広告)の、
ブランディングを視野にいれての、社会派なアプローチ。
なるほど〜、って感じです。

NPO法人、社団法人の広告も受賞していたのも興味深い点です。

主催団体のページにクリエイティブが掲示されていなかったので、
すべての作品を閲覧してはいません。

でも、YouTubeなどにアップされたものなんか見てても、
選ばれた理由がわかる気がします。

やはり“共感”できるというか、
“ジブンごと”として見ることができたからです。

ほっこり系の元祖!無印良品のCSR広告「人類は温暖か。」

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本の広告賞の受賞が決まり次第、
社会派広告があったのか、なかったのかを探す人は、
僕含めて、日本に何人かしかいないと思います(笑)

それでも、広告の持つエネルギーを信じる人間だし、
他に誰も情報をまとめる人がいないなら、
じゃあ僕がやりましょうって所かも。

社会派広告が多い・少ないが、一時的な流れなのか、
社会情勢がそうなりつつあるのかわかりません。

ただ、今回の“消費者のためになった”広告とされたものの中に、
社会派広告がいくつある、という事実をあなたにお届けできれば、
これ幸いということでございます。

必読:CSR広告の本質はどこに?CSR広告制作における3つのマスターピース

消費者のためになった広告コンクール