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トムソン・ロイター「ダイバーシティ&インクルージョン・インデックス」(2016)

ダイバーシティ

ダイバーシティの未来

金融情報世界大手のトムソン・ロイターの「世界で最もダイバーシティに富む上場企業100社を選出した新リスト「Diversity & Inclusion Index」が先月発表されました。

Diversity and Inclusion index(英語)

トムソンロイターは多くの企業のESG情報を保持しており、そこから導き出されたもののようです。20以上の評価項目で選定されます。で今回のインデックスが投資ポートフォリオとして活用されていくと。

ESG投資が世界では加速していますが、日本では2017年以降が本番という話も聞きますし、さてはてどうしたものか。というわけで本記事はそのインデックスのトップ20社を紹介します。

Diversity & Inclusion Index

1、Roche Holding AG
2、Compagnie Generale des Etablissements Michelin SCA
3、Novartis AG
4、Johnson & Johnson
5、Astellas Pharma Inc
5、Contact Energy Ltd
7、Eli Lilly and Co
8、Colgate-Palmolive Co
9、Cisco Systems Inc
10、Fletcher Building Ltd
11、EDP Energias de Portugal SA
11、Diageo PLC
13、Nestle SA
13、Kathmandu Holdings Ltd
13、Medtronic PLC
16、Samsung Electronics Co Ltd
17、Allianz SE
18、Natura Cosmeticos SA
18、L’Oreal SA
18、Accenture PLC

トップ20社は上記のような企業です。5位にアステラス製薬がランクイン。トップ100には国内企業で資生堂、花王、キヤノン、などがランクイン。このあたりはさすがですね。

これらのランクイン企業はCSR系のインデックスでよくみる企業も多いのです。逆に言えば、世界的なCSR評価を高めるためにはダイバーシティ&インクルージョンは、もはや必須の項目になった、ともいえるかもしれません。

ご興味がある方は本家のサイトで最新情報を確認してみてください。

まとめ

僕がCSRのコンサルティングで支援させていただく企業でも、「人権・労働慣行」の領域、具体的には「ダイバーシティ推進」や「ワークライフバランス推進」などの評価ボリュームが増えているので、対外的評価を高めるには必ず対応しましょうとアドバイスさせていただいています。

もちろん、気候変動対応などの環境活動も重要ですが、これは業界によってその方法は多岐にわたるためすべての企業に通じる項目ではありません。IT企業とか人材派遣業とか卸の業種の環境活動は限界がありますからねぇ。非製造業の環境活動は色々工夫が必要です。

それに比べて、どの業種であっても従業員はどの企業にも必ずいます。いってしまえば、横並びで評価されうる数少ない指標とも言えます。2017年は、原点回帰というか、今一度、足元の従業員やその仕組みに目を向けるのはいかがでしょうか。

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執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]