|カテゴリ:CSRランキング/CSR格付け , CSR報告書/統合報告書 , 調査統計/企業評価

アニュアルレポートでCSR/ESG情報開示をする時に読みたい記事10選

CSRアニュアルレポート

アニュアルレポートとCSR情報開示

統合報告書って結構やっかいなカテゴリーだと思いませんか?

海外の動向は有名企業しか知りませんが、日本の統合報告書の事例だと、アニュアルレポート寄り(そもそもタイトルが「アニュアルレポート」)だったり、企業によっては「統合報告書+CSR報告書」を発行している所もあります。これは予算が比較的潤沢な企業のみですが。

はたまた、CSR報告書寄りの統合報告書もたくさんあります。会社案内冊子の意味合いが強い「コーポレートレポート」と呼ばれたり、タイトル付けされていたりしますね。結局、ここ数年で起きたできごとは、統合報告書の浸透ではなく「CSR報告書以外でのCSR情報掲載」です。

特に企業視点で見れば外野の監査法人・IR支援系の方々は“統合報告書万歳”な立場なので、推進するのは当たり前なのですが、その結果として企業側のポジティブ・インパクトってどれくらいありましたか?監査法人・IR支援系の方々が言う、アウトカムやインパクトの成果に対する実感ありますか?

これ、実感している人って皆無だと思います。なぜなのでしょうか?(無意味とは言ってませんよ)

というわけで今回は「アニュアルレポート・統合報告書」に関する情報をまとめながら、CSR/ESG情報発信における社会的責任について考えてみます。

IR優良企業賞

大賞となった味の素は、IRが安定的で常に進化を続けているとの評価。具体的には、2015年に就任した西井孝明社長が積極的なIRを継続し、投資家との対話を経営に活かしている点や、IR部門の説明や資料が理解しやすいと定評がある点が挙げられる。
企業価値の源泉である概念「ASV(=Ajinomoto Group Shared Value)」と経営戦略に一貫性を持たせた説明を行った点が評価された。環境・社会・企業統治をテーマとした「ESG説明会」の初開催も投資家から高い評価を受けた。
2015年度「IR優良企業賞」 味の素とシスメックスが初の大賞

味の素さん、最近、評価がうなぎのぼりですね。素晴らしい。「ESG説明会」が投資家サイドから評判がいい、という事実が今年は様々な企業をドライブさせていくことでしょう。NECとか味の素とか、そのままCSVって使ってしまう企業のほうが多い中、ワードをそのまま使わず自社らしい形で経営戦略に取り込んだことが素晴らしいです。

以下、今回の受賞企業です。

・IR優良企業賞 オムロン、塩野義製薬、東鉄工業、日本電信電話、ポーラ・オルビスホールディングス
・IR優良企業特別賞 住友化学、ピジョン、みずほフィナンシャルグループ
・IR優良企業奨励賞 クオール、フロイント産業、三菱商事・ユービーエス・リアルティ

受賞コメントなど、詳細は「2015年度(第20回)受賞企業」からどうぞ。

関連記事に関しては以下でまとめますので、結構な情報量のため、お時間がある時に記事をチェックすることをオススメします。

関連記事

統合報告書の調査レポートと良事例6社(2015)
統合報告書に関する記事まとめ10選(2015)
統合報告とCSRレポートの参考記事20選(2015)
CSR報告書の未来は、統合報告ではなく会社案内にある(2015)
日本企業の統合報告書とESG情報開示の最新動向(2015)

統合報告書・統合レポート制作における17のポイント
絶対に読んでおきたい、日本の統合報告書15事例
統合報告書制作の、“統合思考の全体最適”という可能性を考える
統合報告書の事例と、制作現場の悩ましい課題
統合報告書の意味を再考するための記事7選

まとめ

CSR報告書に財務情報の掲載が増え始めたり、アニュアルレポート(財務レポート)にCSR情報が載ったり、情報属性はメディアを飛び越え始めています。

これは、毎度、当ブログで書かせていただいておりますが、報告書・レポートの最終目的を明確に持つことが一番重要です。ガイドラインとか競合動向なんて、多くの読者(ステークホルダー)には関係ありません。

“徹底的な読者視点”をレポートに盛り込むこと。これだけで、最終的なアウトカム(成果)やインパクト(影響)が変わります。アニュアルレポートでもなんでもいいですが、非財務情報の情報開示を適切に行っていきましょう!



セミナー案内:更新済み2017年12月以降のCSRセミナー[→詳細]

執筆者:安藤 光展[→プロフィール詳細]