CSRを意識した広報とステークホルダーエンゲージメント「注力したい広報活動ランキング」(2016)

広報ステークホルダー

広報とステークホルダー

最近、広報とCSRコミュニケーションがどんどん近づいているように感じるのは、僕だけではないはず!

先日、本屋で「広報会議 2016年2月号」(宣伝会議)を立ち読みしてたら、面白そうだったので買っちゃいました。「注力したい広報活動ランキング」という特集が特に興味深かったです。というわけで、2016年は「広報会議」を購読することに決めました。

で、CSRに関係しそうな部分を一部引用し紹介させていただきます。

(自腹で買っているのでステマではありません。ただし、無料でいただけるというのであれば喜んでいただく所存です。)

注力したい広報活動ランキング

1、メディアリレーションズ
2、ウェブ・デジタルPR
3、インナーコミュニケーション
4、ブランド管理
4、マーケティングPR
6、グローバル広報
7、自社サイト運営
8、危機管理広報
9、IR
10、CSR

「広報会議:2016年2月号」によれば、「わが社が注力したい広報活動ランキング」のトップ10は上記の結果になったそうです。「CSR」が10位なんですね。7位以下は僅差での順位なので、票がちょっとでも寄っていたら、CSRの順位がもう少し上にきたかも!

で、同企画のトップインタビューとしてデルの平手社長の話が。平手氏は、広報において「危機管理、CSR/IR」が重要と言っています。さすが、世界のデル。わかっていらっしゃる。

東日本大震災以降、日本企業の広報部門でもCSR情報を取り扱う所が増えています。「コーポレートコミュニケーション」の部門の中に、広報とCSR部門が入っていたり、広報部門の中にCSR担当者がいたり。IR部門にCSR担当者がいる例もありますよね。

広報は専門ではないですが、将来的に広報とCSRコミュニケーションは融合されるはずなので、今から色々と勉強していきます。広報系の雑誌で面白いものがあったらどなたか教えてください。

広報事例10社

さて、特集の具体的な企業の回答をちょっと紹介します。2016年に注力したい分野として「CSR」を掲げていたのは、AOI Pro.、青山商事、インフォテリア、オートバックスセブン、河村電器産業、サイボウズ、シスメックス、ダイヤモンドダイニング、博報堂アイ・スタジオ、ポーラオルビスホールディングス、という75社中10社でした。

この10社は素晴らしい。手法的に微妙な回答をしている担当者もいましたが、広報がCSRを重要視します!と宣言するのが、まずは重要ですからね。

CSR以外を重要項目に挙げた企業も、スペースとか優先順位の関係でやむをえずということもあるでしょうが、はっきり言って、CSR的広報において全然ダメダメな企業が多数ですね。(チェックしたのはウェブだけですけど…)上から目線ですみません。残念ながら事実ですから。(そうでない企業もいくつもありましたよ!)

CSR担当者が、CSRにおける課題で「コミュニケーション」や「ステークホルダー・エンゲージメント」を挙げることも多いのですが、広報視点でみて、改めてその課題が見えた気がします。解決方法としては、やっぱり「統合思考」なのでしょうか。

ちなみに広報視点ということでは『企業イメージ構築に役立つリサーチ』(PDF)という興味深い資料がありましたので、ご興味がある方は参考にしてみてください。

まとめ

著名企業75社中10社がCSRを重要とする事実は、多いのかそれとも少ないのか…。

それはさておき、最近は広報サイドから「CSV」や「ステークホルダー」というワードがポンポン出てくるようになりました。

コーポレートコミュニケーションとしての「3R」(CSR,PR,IR)はますます重要になることは間違いありませんので、広報の方はCSR担当の方と、CSRの方は広報担当の方と連携し、広報によって「企業価値向上」と「企業評価向上」に貢献できるよう、がんばっていきましょう!

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